【裏技術】働き方改革全盛時代に“超真面目に会社員した”金銭的メリットーその1ー【キャリア】
この超真面目、あえて “ ” をつけているのは、古い考え方でいう”真面目”を指すので、意図的に “ ” で括っています。
いろいろと生々しい話が出てきますが、特定とかやめてください笑(フリじゃない!)
さぁ!今日は結構ガチで書いてきます!
具体的な数字を交えて説明するので、ぜひご覧ください。
さて今日の話は。。。
仕事や副業をお金を得る手段と考える人向けの話
です。
仕事や副業にやりがい、趣味と兼ねている、使命を感じているなどお金よりも大切なものがある人とは違う考え方です。
ただし、仕事に本格的に打ち込むことにやりがいがある人は知っておいて損はないと思います。
この話は、まずはお金を考える上での一つの参考としていただければと思います。
(※とはいっても、そこのお前、金の亡者ではないです。仕事に割と使命感持ちたいタイプですし、人生には金を稼ぐ以外にやりたいことがあります。そのためには早めにある程度稼いでおきたい次第です。今日の話は過去を振り返ってみてのまとめとして、その当時考えていた見方とは少し違う切り口で話をしています。)
普通の会社員がハードワークも含めてギンギンに本業の会社で稼ぐにはどうしたらいいか?
そこのお前も週100時間働く最強弁護士レベルには及びませんが、割とがっつりオーバーワーク寸前まで自分を追い込んだ時期がありました。
つまり、働き方改革全盛期を全力で逆行し、可能な限り一つの会社で稼げるだけ稼ぐように自らのほとんどを仕事に投資した結果であり、流行と真逆で副業や働き方改革ガン無視の逆張り戦略で会社からお金をもらいまくる方法です。
今までの日系企業のように会社はもはや個人の面倒を一生は見てくれません。
これからは個人が会社からできるだけお金を引き出す時代です。
今日の結論を先に言いますが
”自分自身”を何に投資するのが最も利回りがいいかを冷静に分析した結果、本業に全振が正解だった
という話です。
タラれば論をしたらキリがないですが、当時取りうる選択肢の中で最もリスクが低く、かつ成果を最大化できたと考えています。
世の中は大働き方改革時代ですが、まだ管理職の方々にはこれまでのハードワークを認める文化がぬぐい切れていない時期です。
おそらく若ければ若いほどマネできる可能性が高いですので、これからキャリアを構築する方、まだ若手の方は一つの参考例としてみてみてください。
全力で時代を逆行してみた結果得ることができたもの
さっそく質問ですが、
自分の単年収入が平均13%/年で増え続けたとしたらどうなるでしょうか?
答え
単年収入は5年後に元の1.8倍、10年後に元の3.4倍になります。
(※これ以上はあまり現実的でないので割愛しますが、15年まで延長してみた場合、5.53倍になります。)
逆に、年2%程度の増収だった場合は5年で1.1倍、10年で1.2倍です。
(※ちなみに、35年たってようやく2倍です。)
この増収のペースで収入を得た場合、5年目の時点での両者の単年収入の差は約1.7倍程度開きます。
だから仕事に全振りするのです。
これ、ウマいビジネスの話とか怪しい情報商材とかじゃなくて、サラリーマンの実話です。
リアルです。
時間や自らの労働を切り売りすると揶揄されるサラリーマンですが、ぶっちゃけた話、こんな流れの世の中にあっても、いまだ最も手堅く増収を図ることができます。
例席に考えると流行りに乗ったあまり詳しくない分野の副業や臨時収入等に下手に手を出すよりも、自分の本業に投資する方が利回りがいい確率が高い場合があることに気が付きます。
何もしないよりはなおさらです。
もちろん、本業が自分の時間の切り売分に比例しない収入増加の場合、投資対効果を吟味する必要はありますが、ある一定の条件を満たすことで自分の本業に集中したほうが利回りがいいケースを作ることができます。
本業・副業なんでもいいですが、お金を稼いでいくにあたって、1日24時間の中でどの時間を何に投資してどうお金を効率的に獲得するか?これを冷静に吟味することが非常に重要です。
これは単年収入だけの話ではありません。生涯収入の観点から長期的な利益も視野に入れて吟味する必要があります。
今日は会社からギンギンに搾り取る話なので会社の話します。
会社が個人に与える利益として、
ベースの給料のほかに、昇給・昇格・残業代・持ち株・会社からの補助金・各種手当・福利厚生システム・休暇日数・ボーナス
などがあげられます。
これをいかにして効率的に引き出すか?を徹底的に考えました。
ブロガーさん達は書くのが楽しいという人も多いですが、いかにリスクなく、楽して効率的に稼ぐか?を出発点としている人も多いですよね?
この”リスクなく、楽して、効率的”を結構考えてみました。
さて、冒頭の問題の結論をサクッとモデルを示します。
まず、同じ年に新卒入社した社員のサイトウユウキさん(仮名・以下、ユウチャン)とタナカマサヒロさん(仮名・以下、マークン)がいたとします。
まず、その双方の収入を初年度1とします。
ここで、年2%で昇給するユウチャンと年13%で昇給するマークンがいるとします。
=>1年目をスタートとし、差額計算の年数カウントからは外します。
(※自分に当てはめる場合は各数字に自分の初年度の総収入の万円単位の数字を入れてみてください。例、初年度300万円/年であれば×300)
詳細な計算表がほしい方はコメントください。
単年収入の差を表す比較
1年目=1 vs 1
2年目=1.02 vs 1.13
3年目=1.04 vs 1.28
4年目=1.06 vs 1.44
5年目=1.08 VS 1.63
6年目=1.10 vs 1.84
ここで初年次を除外して5年が経過しました。
収入の開きは単年差で0.74程度あります。
割と開きましたね。
では1年目からの累計の収入差を見てみましょう。
累計収入差を表す比較
1年目=0
2年目=0.11
3年目=0.11+0.24=0.35
4年目=0.35+0.38=0.73
5年目=0.73+0.55=1.28
6年目=1.28+0.74=2.01
皆さま、お判りいただけたでしょうか。
なんと累計差では元々の収入2年分に相当する金額の差が開きました。
ちなみに、収入累計額は6年目終了の時点で下記です。
Aさん=6.31
Bさん=8.32
つまり、マークンはこの時点でユウチャンが追加で2年働かないと手にできない金額を手にしているのです。
22歳で入社した場合、双方28歳ですが、ユウチャンが30歳の時に到達する総収入をマークンは28歳の時点で手に入れることになります。
年が経つにつれて差がガバガバと開いていくだけですので、以下にまとめます。
6年目からさらに5年が経過した11年目終了時点ではこうなります。
単年収入
Aさん=1.22
Bさん=3.39
―>単年差額にして2.17、すでに年収に約3倍の格差ができています。
累計収入
Aさん=12.17
Bさん=21.81
―>累計収入差は9.64、マークンはなんとユウチャンがあと8年近く働かなければ追い付かない総収入に到達してしまいます。
この時点で双方33歳、ユウチャンが追い付くには41歳というそこそこの年齢に差し掛からねば追い付きません。
この比較表、収入を1にしていますが、自分の初任給の数字を当てはめてみた時に恐ろしいことに気が付くと思います。
(※9.64×自分の初年度収入が入社11年でのハンカチ・シナリオとメジャー・シナリオの収入差です!)
そう、びっくりするほどの金額の差がついているのです。
どこかで聞いたことある名前でしたが、現実にはもっとえげつないほどの差がついていますね。
さて、このモデル、15年経過後の16年目終了時点については桁違いすぎるのと、ちょっと上昇曲線に現実味がなくなってくるため、割愛します。
もし実現できたら恐ろしいことになります。
(興味ある方はコメントください。計算表をお送りします。)
さて、ここまでが数字上の話です。
自分の収入を当てはめてみて、結構な差が出ることに気が付きませんか?
もちろん、税金を取られるのでこの差額がそのまま懐に入るわけではないですし、この曲線を維持するためにそれなりの自費投資をした場合は支出も増えますので、最終的な可処分金額にここまでの差は出ませんが、同じ生活レベルを維持した場合は少なくとも上記数字の半分程度(4.82)の差を得ることは堅いと言えます。
重要なのが、
これが達成できるのはほぼ若い時限定
ということです。
入社から若手の内は、新人給与―>通常給与へ昇給+2年目以降はフルボーナス化など割とマークン曲線を保持しやすいですが、ここから年を経るごとにどんどん曲線を維持する難易度が上がります。
引き上げなければならない絶対額も大きくなりますし、先の待遇に進むために必要な要件も厳しくなります。
その上で、たくさんの残業をしたり、昇格・昇進を重ねなければならなかったりと、どんどんハードルは高くなります。
ですが、新卒から10年、30前半頃まではこの力強い曲線を維持することはまだ現実的に可能性があります。
具体的に、下記の条件が揃えば揃うほど確率は上がる
■昇給・昇格が成果主義
■業務成果に応じた追加インセンティブがある (Not フルコミッション)
■昇進が随時で年功序列ではない。
■管理職にならない限りは残業代が出る。(または時間単価の働き方をしている)
■仕事の範囲を自ら決定でき、積極的にやらせるくれる環境がある。
若い時から中間管理職になるまでの過程を早められる企業がこの条件を満たしやすいと言えます。
実際、そこのお前が徹底的に会社から搾り取ることを考えた結果、年13%は上回るペースで今のところは進捗しています。
ここに示した数字は一例で、日系大手総合商社やマスコミ、外資金融・コンサルなどもっとエグいハードワークをする人たちなどもっと高い率での上り幅を享受しているでしょう。
ですが、少なくともそこそこレベルのメーカーでもこれぐらいまで化ける可能性が十分にあるという事です。
これを可能にしたサイクルについてはその2で書きます。
自分自身を投資するにもタイミングがある
この考えで最も重要なのは
若い時に自分自身を仕事に投資したほうが、あとあと会社から得られるさらなる好待遇の可能性が上がる
という事です。
サラリーマンでの高い給与上昇曲線は概ね若いときの方が達成しやすい仕組みで、ある程度の年になってから急激に給料が上がるっていうケースは非常に限定的です。
若手の方が期待値が少ない分、ちょっとできただけでいい印象を獲得しやすく、評価も得やすいのです。
逆に年齢が上がるにつれて役職の昇進も長期化しますし、残業代などブーストをかける要素も少なくなります。
そして、日本も同じ能力・経験で若い方と年上がいたら基本的には若い方が昇進のポストを得る時代になりました。
つまり、若いうちから会社の中で頼りにされるような状況を作っておいた方が、後々様々な有利な選択肢を手にすることができるという事です。
事実、30中盤以降になってからいきなり収入を13%上げるのは非常に難しいです。
転職、大掛かりな仕事変更など結構な負荷やリスクが伴う率が高くなります。
それに、若い時に上がらなかったことで得られなかった分を取り戻すことはできません。
同時にサラリーマンの給料って下がりにくいから波を気にしなくて済むわけです。
さらに、副業等で投資に手を出し、お金でお金を生み出すにも、元手があった方がはるかに回収の絶対額は大きくなります。
年率13%の収入増は株式投資などと違って、元本の13パーセントだけを追加で得るという事ではなく、元本分となるベース給与も毎年もらえます。
そして、株価のように上がったり下がったりするものではなく、一度上がると下がりにくいのが特徴です。
これほど元本割れのリスクが少なく、さらに長期的に高い利率を誇る投資案件が存在するでしょうか??
自分の時間と能力、気持ちをを投資すればそれが非常に高い確率で返ってくるわけです。
それに、人生100年時代といわれます。
非常に長い時間をこれから見込むことができます。
22歳でサラリーマンをやって48年働いてようやく定年などといわれているような時代です。
なので、焦って本業外でお金を作ろうとするよりはまず自分の時間と頭、力を投資することに最もリスクがなく、手堅い案件で高い効果を生み出してから、自分の本業の利回り曲線が鈍化した後でその時間を副業に費やしても遅くはないと思うのです。
だって、リスクなく高利回りを得やすい状況が目の前に転がっているんだから。
これがそこのお前が当時20代前半にたどり着いた考え方でした。
こうして、仕事に徹底的に入れ込んだおかげで、ブログに書けること・書きたいことも増えましたし、自分の財産となりうる実績・スキル・知識も副業に手を出すよりも多分に獲得することができたと思いますので、困ったことは本当に一つもありませんでした。
若いときは買ってでも苦労をすべきだ!という格言が古いことは全面的に同意しますが、なんだかんだで若い時は苦労をした方が金銭的にはメリットがあるのです。
もちろん、先に上げた条件をほとんど満たさず、いくら頑張っても給料は横並びで、仕事もそんなにたくさんやらせる風潮でもないし、やったところでそう変わらないといった状況であれば、投資・副業などに手を出してもいいと思います。
それに、やりたくない仕事を無理してまで人生の中心に据える必要はありません。
何よりも、
仕事や副業・投資等をお金を稼ぐ手段であると位置づける場合はまずは本業の投資対効果をきちんと見極める必要がある
という事を伝えたいです。
その結果本業を変えたっていいのです。
逆に、本業と副業がつながらない場合や副業に手がかかりすぎて本業での将来にわたる機会損失がありうる場合などは冷静に検討することをお勧めします。
最後に、冒頭のユウチャン・マークンの話ですが、仮に6年目終了の時点から二人の給料差が全く変わらずに定年(せっかくなので、今流行りの70歳説を採用しましょうか)まで会社・役職は問わずにサラリーマン人生を全うしたとしましょう。
その場合、31.08の差が開きます。
11年目終了の時点からで比較するともっともっとです。けた違いです。
結構バカにできない金額差じゃありませんか?
(自分の初任給を掛けてみてください。老後資金には十分な金額になっているんじゃないでしょうか?)
つまり、年月を積み重ねて利益を得るというのは本当に価値があることですし、それが最も簡単にできるのがサラリーマンです。
ちなみにこの金額を副業で稼ごうと思うと結構気が遠くなりませんか??
副業で長続きする可能性があるものは非常に少ないです。
それはブログの継続率を見てみればわかる話だと思います。
なので、
1、自分の仕事に打ち込むことにおける給与収入の増加率
と
2、副業をやる場合による大まかなビジネスケース
3、後で昇給を目指す場合、遅れることによる収入の機会損失
4、その難易度
を天秤にかけて比較してみてみればいいと思います。
副業を趣味・ライフワークと兼ねる人は特に考えなくていいですが、収益をある程度真剣に考える人は避けては通れない取捨選択の判断ポイントだと思います。
冒頭の13%モデル、5年経過の時点で累計差がちょうど2倍になるので、キリが良かったのでその数字にしました。
決して現実離れした数字ではありませんし、もっと下もいればもっと上もいます。
特に深い意図はありません。
ちなみに、そこのお前の会社も日系大手総合商社や大手銀行、外資系金融機関・コンサルの人なんかには敵いませんが、このモデルを目指したことで、まぁまぁな高度に到達できてきた気がします。
もちろん仮想通過バブルなどの投機にもタイミングがあるので、それらのもうけを逃す事も一つの機会損失ですが、結構どこで火が付くかわからない結果論であり、単発だったりしませんか?
まぁ安易な流れに惑わされず、本業・副業関わらず自分の持っている手札をそういう目線で考えてみてください。
この考え方をもとに副業のバランス取りまたは副業の本業化への投資対効果を分析してみてください。
副業等をやることはいいですが、サラリーマンとして向こう35年~40年、下手をこかなければ得られる割と高止まりする給与と継続する差を冷静に数字で見極めることが大切だと思います。
それで、これら数字を上回る上昇を達成するための腹がくくれる場合は踏み出せばいいですし、副業は副業らしく撤退を見据えてフットワーク軽くやってもいいわけです。
とにかく、実は本業に投資し、ビジネスや社会貢献ができる組織や環境を選んで所属することもまだまだ現代の戦い方の主流の一つです。
そして、そういった贅沢な環境は限られていますが、そういった環境にて切磋琢磨できるほどの実力を蓄えることが、その後の人生を援ける財産にもなりうると思うのです。
めちゃくちゃ長くなりましたが、今日はここまで。。。
んでは