【純ジャパの英語】日本語習得の並外れたコスパの悪さと日本人が背負う他言語習得への高い壁【環境】
純ジャパは英語よりも先に日本語って大変だよねって話
そこのおまえがきょうはかんじしゅうとくのむずかしさとにほんじんのげんごについてかたります。
!?!?!
純ジャパの人にとってはむしろ読みづらいですね。
これを漢字にすると
そこのお前が今日は漢字習得の難しさと日本人の言語について語ります。
です。
漢字だと簡単ですね。
純ジャパに読めて外国人に読めない日本語
外国人には漢字が混ざると大変です。
今日は1月1日、元日、初日の出を見ようと日下部さんから大晦日に誘われましたが、1月11日まで日本にいません。
が圧倒的に読めないそうです。
この1文に“日”という漢字は8回出てきますが、全て読み方が違いますもんね。
くさかべさんはさておき、その他は日本人ならばなんも考えずに読めますね。
これほどに高度なことを日本人は自然とできているわけですが、それまでに大変な労力を必要としているんですけど、どこまで効率化できるのだろうか?という話です。
。。。。
純ジャパは英語より先に漢字を覚える
さて、そこのお前は超絶字が汚い人間です。
漢字練習帳のお手本すらはみ出しちゃったりする程に字を書くのに適していない人間です。
本当に現代に生まれてよかったと思っています。
今は手で書かなくても何とかなる時代になりましたから笑
そして、昔から思っていたのですが、字を見れば人柄がわかるなんて説、海外の人にとってはそんなん知ったこっちゃないと思うんですけど、なんて傲慢な説なんでしょうか。
人を顔や体系、着る服のみで判断する浅い考えと何ら変わりません。
一部分しか分かりませんし、時代遅れにもほどがあります。怒
字が汚い人は頭がいいというのも真偽不明ですが、ただ単に字が汚くても頭がいい人はいるというだけの話だと思います。
汚ければ汚いほど頭がいいというのとは違うと思いますが、そこのお前的には信じたい迷信ですね笑
さて、こんな漢字ですが、英語圏を始め、海外では非常に珍しがられます。
特にヨーロッパ圏の方で注目をひきやすく、そこのお前も仕事中に日本語で打ち込みをしていたり、うっかり資料の中にメモの日本語を残したまま同僚や上司に見せたりすると、このはどういう意味はなんだ?と多少興味を持ってよく聞かれます。
珍しくて、不思議な印象があるのでしょう。
まぁ日本人が着る服にガッツり英語が入っているのが一時期流行ったのと同じですね。
意味や使い方はさておき、漢字は単語としてもちょくちょく進出してるようです。
欧州では謎の漢字を背中に背負った人とかいますし、子供がフェイクタトゥーを漢字で書いていたりします。
(※ちなみに、その子供は女の子でしたが、“相撲”とがっつり腕に入れていました。相撲の意味は分からないまま入れていたようで、聞かれたときに画像と一緒に見せたらものすごく複雑な顔をしていました。。。笑)
そんなこんなでいろいろと不思議な注目を浴びる漢字や日本語ですが、正直ヨーロッパでは中国の簡体字等とも混ざって日本の漢字も使われています。
純ジャパが操る文字の豊富さ
外国人にとって日本語でさらにトリッキーなのがカタカナおよび平仮名の存在です。
これが出てくることによって、欧州に人にとってはいくつの文字を操っているのかわからなくなるそうです。
・難しくてクールなやつ(漢字)
・丸みを帯びたやつ(平仮名)
・カクカクしたやつ(カタカナ)
大体そういう形で認識してもらっていますが、これら3種類をアルファベットキーで打ち込みながら巧みに変換していくのを見て、驚く人は多いです。
一説にはアメリカ人(または英語圏)の人が日本語を十分なレベルで習得するには少なくとも88週間必要だとか、4000時間程度必要とするとか言われています。
88週間は学校の勉強のリズムでは約2年強、4000時間であれば、一日10時間勉強しても丸1年以上かかります。
ですが、これはあくまでリーディングとスピーキングです。
ライティングが入ったらこれだけでは済まないでしょう。
とまぁ、不名誉なほどに難しい言語認定されています。
まぁそれもそのはず、欧米は基本的にはアルファベット26文字をベースにして、それにいくつかアレンジが加わったものしかありません。
特殊なのはロシア系の言語やギリシャ語ぐらいです。
それ以外は発音の違いはあれど、日本語ほど苦労せずに文字自体を覚えることができます。
その他、アラビア語やタイ語なども非常に異なる表記体系を持ちますので、難易度が高いといわれていますが、それでも日本語で使用する文字は複雑性の観点において群を抜いているようです。
純ジャパであるそこのお前にとっては生まれて20年以上それが当たり前だったので特に考えたこともありませんでしたが、50音×2種類に加えて、何千字と種類があり、ほとんどの字において読み方が複数以上ある漢字を使わされるって冷静に考えると恐ろしい。。。
もちろん、冒頭のように全部が平仮名かカタカナで表記された世界(例えばハングルもそう)で文章が書かれると非常に長くて文脈を推測するのに苦労しそうです。
ですが、この便利さと文化と直結した文字表現を享受するにあたって、鬼のような時間を国語および漢字習得に費やしてきたなぁと思います。
そう考えると、漢字をやっている間にもう一個の言語を学べちゃいそうなぐらいです。
それに、もう一つハードルがあります。
文法体系の違い
欧州系の言語にも当然文法の違いはありますし、省略したり、入れたり、活用形の種類が違ったり様々な違いがありますが、とはいっても日本語とそれらの言語ほどは離れていません。
例えば
私はあなたがとても好きです。
という例文であれば、I like you very much と単純に訳します。
日本語をそのまま語順に英単語変換するとI you very much like (do).です。
この時点で、語順ががっつり入れ替わっているのです。
さらに、私は会社へ20分間歩きます。(私は20分間会社へ歩きます。)
であれば、I walk to the company for 20 mins (I walk for 20mins to the company)となります。
それを日本語の順番のまま訳すと
I the company to 20mins for walk (I 20mins for the company to walk)
となります。
もはやわけわかめです。
文節単位で区切ればもう少しわかりやすくなりますが、そもそも文節も順番がひっくり返っているので初見殺しもいいところです。
単純な構文でここまでの違いなので、当然もっと複雑になればさらに意味不明になります。
だから、巷では頭の中で英語脳を育てて、英語を扱うときは日本語脳をオフにするんだ!なんて表現がなされたりします。
ぶっちゃけその通りです。
純ジャパは英語脳を後で作らなきゃいけない。
そこのお前も日本語でしゃべっているときに急に英語を喋れ!といわれるとまごまごしますが、きちんと英語脳に切り替わっていれば普通に対応できます。
外国人も英語脳をオフにして日本語脳をオンにします。
ですが、その領域に到達するにも結構時間を必要としました。
英語を使ってしゃべることを本格的に始めて、7年以上はかかったでしょうか。
日本で暮らし、日常で英語をしゃべるのは10%以下という状態ではそれぐらいかかりました。
が、そもそも思ったのです。
日本人は英語以前に日本語を習得することに恐ろしく時間をかけてきた
そして、英語や欧米系の言語を習得しようにも文法体系が違いすぎる言語を一から脳にインストールしなければならないことに。
スポーツに例えるなら、欧米の言語同士はこんな感じです。
ラグビー<=>アメフト
野球<=>ソフトボール
柔道<=>レスリング
これぐらいなら、トッププロはさておき、素人うスポーツレベルならやってやれないことはないでしょう。
が、野球=>サッカーとなるとかなり畑が違いますし、もしかしたらサッカー=>相撲ぐらい違うかもしれません。
これぐらいひっくり返った状況で頑張らなきゃいけないので、本当にハードルが高いと思います。
日本語もできて、英語もできて、さらにほかの言語まで全部ほぼネイティブレベルでできてしまう人はいわゆる超人です。
超人中の超人といっても過言ではないレベルです。
ヨーロッパ系の言語のみのトリリンガルよりもそっちの方がもっと圧倒的に難易度が高いです。
今の日本に来る留学生なんかは日本語・英語・母語のトリプルコンボをキメてちゃっている人が多いですよね。
その中で日本語も漢字表現も含めて完璧という人は非常に少ないですが、それでもどうやったらそんなに堪能になれるのか不思議に思います。
非常に洗練された敬語や謙譲語、丁寧語等の使い分けまでを要求せずとも普通に日本人が十分意図を察することができるレベルになるにも大変な努力が必要になります。
日本人だって覚えるのにクソ時間使ってるじゃんね
実際、漢字をある程度普通に使いこなし、丁寧語程度まではしゃべれるようになるまでに義務教育9年をがっつり使っています。
更に、小学生の漢字ドリルや漢検受験のための漢字習得のみの勉強などを合わせると相当な時間を日本語の読み書きの習得に費やしている気がします。
中国はさらに多い字数を使いこなしますが、どうしているんでしょうか。
(※どうやら発音は難しいようですが、漢字の読み方は大体一つか二つであることで数は多いようで、一つ一つの難易度は低いそうです。)
それでも日本人はお年上の世代から、最近の若い奴らはボキャブラリーが貧困だ!などといわれるわけです。
まぁたしかに、辞書を見れば本当に見たこともない単語が山ほどあるわけですし、日常会話や通常生活する上での文章に出てこないものも多いです。
でも、これ、文化や伝統、芸術としては非常に高度で素晴らしいと思うんですけど、このグローバル社会ではかなりのハンデになっているんじゃなかと思います。
日本人一億総ハンデです。
今でこそ、スマホや変換機能によって、読めて意味が分かればなんとかなる時代は来ていますが、昔は書き取り必須でした。
しかも、止め、ハネ、はらい等の形をこれでもかというほど整えます。
それに、読み方も正確に把握しなければなりませんし、字が汚かったり、漢字の誤字や脱字があると目くじらを立ててみんなが怒ります。
きったね!
間違ってら!
だっせ!
麻薬常習者の字じゃん!
教養がないなぁ!
失礼だ!
底の浅い人間だな!
頭悪そう!
(※そこのお前がこれまでに言われた字にまつわる罵詈雑言集)
なんて。。。泣
反応は千差万別ですが、社会においてはまぁいいか!がありません。
それはそれは皆さん鬼のように時間を使って習得してきたわけですから、他人のミスにはなお厳しくなります。
だって、ミスるってことは練習が足りない、怠けているって考えちゃうこともあるから。
でも、これって結構大変なことだと思うんです。
それでも美しさやちゃんとした書き順にこだわる日本の漢字教育を見て、もはや芸術の領域に違いないと思います。
この現代ではもうそういうのは美術の領域でやればいいんじゃないかと思うほどに。
このグローバル社会の時代に子供の時代の貴重な吸収力が高い時期をこの細かい物に過度に時間を使いつづけていいんでしょうか。
もっともっと教えるべきものは増えているし、お金の教育、インターネット関連の教育など既存の5教科(国・数・英・社・理)のみを主要とする時代は終わっているんじゃないかと。
もちろん、大切なことに変わりはないですが、それ以外にも重視するべきものが増えた中でスリム化と新しいスタンダードを入れることはできないのだろうか。
欧米の子たちがその他の学習や勉強を積むことができる時間に日本人は必死こいて大量の漢字を覚えることに精を出す。
漢字が覚えられるんだったらプログラミング言語やコードを覚えるもの他の人に比べて得意だったりしないのかな??
なんて笑
とにかく、日本語、特に漢字を覚えるということについて並々ならぬリソースを使って子ども時代を過ごしている日本人ですが、同じ日本語を使いこなすという文脈においても単純な読み書きの習得に割くウェイトを下げ、論理的思考能力やディスカッションをする能力を養う時間を設けてもいいと思ったりします。
んじゃ。