【働き方】残業のない生活で得られたもの【ヨーロッパ】
年間残業1300時間ー>年間残業0時間
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見知らぬ土地
180度違う人生がそこに!!
はい。。。
前回は仕事に全振りしたことで得られたものを書きました。
※記事参照
今回はそこのお前のヨーロッパ赴任に際して体験した真逆の生活の話をします。
残業のない生活で変わったことや感じたことを中心に日本に戻る事を前提に考えた話を書きます。
この真逆の生活を数年の間に両方経験したことで人生に対する考え方は非常に大きく変わりました。
今までは、世間の労働時間削減の趨勢とは別に、順調にキャリアを成熟させ、結果を出し続けて収入を上げるためには仕事に直結するトレーニングとハードワークを積むことが唯一の道に見えていました。
現時点でキャリアとしては駆け出しの時期であるため、ひたすらに仕事でのクオリティを上げることに大きな意味がありました。
ですが、それは目先の仕事だけです。
加えて、新しい部分にも強化を入れることが将来の伸びしろを作る可能性を秘めているという事に気が付きました。
思い切ってその行動様態を変え、仕事以外の自分を構築する時間としてみました。
結果的には仕事以外に時間を使って得られるものもが多いという事を理解するきっかけになりました。
同時に自分自身の時間の使い方がいかに環境にコントロールされているかという事も身に染みて理解しました。
仕事中毒になることで失うもの
仕事に打ち込んでいると仕事上の最適化が進む代わりに、自分と異なる環境の人間と交わる機会を失う。
私生活の時が止まったようになり、仕事に関係しない外部環境の変化に疎くなる。
今までなかった新しい情報や世界へのアンテナは極端に短くなる。
仕事以外の能力が一切育たない。
仕事上は目覚ましい結果が出ていたとしてもそれ以外の部分で目に見えない機会損失はちょっとずつ発生していると言えます。
ですが、私生活に力を入れるということはこの違いを取り払うことのできる可能性を秘めていると言えます。
残業のない生活で失うもの
放っておくと純粋な仕事の能力は落ち、能力増強のための時間や機会は減る。
強制的に仕事を止めるので、執念や燃え上がるようなバイタリティも生まれにくくなる。
仕事で追い込みブーストの強度が下がり、出力の不安を抱える。
日本では欧米に倣って働き方改革で残業時間が少なくなって、極力無駄を省き、効率をよくする事が正義だといわれています。
ですが、同じことを効率的にできるようになっても上を目指す能力開発や能力増強トレーニングの必要性は認識しておく必要があります。
残業のない生活で得られたもの
私生活上のスキルとバイタリティ
私生活の効率化も同時に達成されました。
料理・自炊
これはいついかなる時も自分でできたほうが良いですね。
今までは非常に大味な男料理しかできなかったのが、少しこったものも作れるようになりましたし、いろいろ試したことでできる幅も広がりました。
日本時代は面倒で外に食べに行ったり、コンビニ、弁当、宅配などで済ませていました。
ここに自分でできるスキルが付いたことが非常に収穫でした。
時間を切り売りする意識の排除(管理職的思考)
残業しても、残業しなくても一緒なので、仕事上で時間を意識することがなくなりました。
成果を出すのに必要なだけやりますし、必要な結果が時間を必要とする場合は時間を使います。
短く切り上げられるところは切り上げるという判断をするようになりました。
「やり出したらキリがないけど、どっかで止めなきゃいけない作業」をやめる判断の練習になりました。
深追いしない判断はこれ化の時代は非常に重要になってくると思います。
人生のうちにやりたかったリストの消化
私生活の時間をたっぷり得たことで、やりたかったことに時間を割くことができました。
こういう時間は限られているという意識があるからいいですね。
時間をありがたく思いながらこのタイミングでしかできないことをやりました。
どんなしょうもないことでも意味ないことでもたっぷり時間を使ってやるという贅沢をすることができました。
私生活へまとまった時間を突っ込むことができたので、細切れよりもずっと良かったです。
しばらくやっていなかったゲームをやったり、
じっくり本や漫画を読んだり、
なんだかんだでブログを始めるようになったり、
直接生きる・お金を稼ぐという事に直結しないいろんなことをする時間を得ることができました。
残業のない生活
正直、楽といえば楽でした。
体力的には全く困ったことはなく、仕事ではいつでもブーストを掛けられる余力が常にありました。
という意味ではピーク時への備えという意味では非常に万全の状態でした。
日本の時のように常に限界まで仕事を入れ込むというやり方ではできないペース調整のテクニックを習得するきっかけになりました。
ただ、一方でもともと割とストイックな生活をしていたせいか、余暇時間の使い方には戸惑いました。
急に生まれた自分の時間をどう使っていいかに慣れるのに時間がかかりました。
やることがない時の暇な時間を持て余すこともありました。
余暇時間まで何か意味のあることをしなきゃいけないんじゃないかとかサボってていいのか?
などと考えているうちに時間が経過し、結果何もしていなかったなんてこともありました。
これが逆にストレスフルな心理状態を作り出していました。
それでも悶々とするよりは何か行動してみるか。。。
と今まではあんまりいろいろな行動に手が出なかった状態を脱却して、何か新しいことを少しでもやる自分に楽しみを感じようと切り替えることができました。
まぁこうして時間を拙いブログに費やし、過去の自分や周囲の世界を観察しながらいろいろ思考する時間を存分に取れています。
これは非常にいいことだなと思っています。
おそらく、ヨーロッパ生活を一区切りつけた後にはまた非常に大変な時期が待っていることだろうと思っています。
期間限定で非常にゆとりある生活を送ることができたことは本当に幸せなことだったと思います。
ここで仕事以外の時間を使ったことで、将来に備える時間を手にできたことは非常にいい時間だったと思います。
自分の人生の使い方についてもっと考えてもいいなと実感しました。
が、
やっぱりキャリアの中でもメリハリがあったようないいです。
鬼のように仕事をする時間と徹底して仕事以外のことをやる時間。
ずっと一定の時間しか仕事をしないというのは逆に不自由な世の中かもしれません。
人の十倍働いて人の100倍の報酬を手にすることだってあるのです。
人の半分しか働かなくて、半分の収入でもいいならそれはそれでいいのです。
両方経験して、体感的にそう思いました。
両方に両方の魅力があります。
これを極力自由に調節できるキャリアというものを追求していきたいものです。
ほいでは