【人生】想像以上にエグいアトピーのリアル【足枷】
そこのお前は一時期アトピー性皮膚炎持ちでした。
一時期は日常生活に支障を来すほど深刻に悩まされていた時期があります。
中学生・高校生・大学生・社会人と断続的にアトピーによってかなり苦しめられてきました。
(※もしかしたら単なる脂漏性皮膚炎を繰り返しまくっているだけかもしれませんが。。。)
そこのお前がビビりで臆病なのはもしかしたらアトピーによる悪影響もある程度あるかもしれません。
今では自分向けの発症の兆候と対処法がわかるようになったので、ほとんど克服できたと言えるぐらいまでになりましたが、本当につらいです。
何としてでも再発は抑えたい
アトピーはそこのお前の人生の背後から常に虎視眈々と隙を狙っています。
そこのお前の場合は基本的にはストレス性のもので、強いストレスがかかると発症率が上がります。
なんとか騙し騙し生活していても、一度で始めると一気にぶり返し、局所から加速的に拡大してきます。
これが想像以上に辛いものです。
日常生活でアトピーっぽい肌の荒れ具合の人を見たり、アトピー保持者特有の匂いを感じるとつい自分と重ね合わせて苦しい思いがこみ上げてきます。
もし、もう一度アトピーが本格的に発症したら、キャリアを意図的に制限したりしなければならないと思っています。
何がつらいかというと、
集中力の低下
外見の醜悪化による自信の低下
行動力の低下
治療のための出費と時間消費
主にこの4つです。
この4つ、お金以外は人生を根底から揺るがすぐらい人生のすべての局面で影響をもたらします。
実は、そこのお前、人生で最も重篤なアトピーの時期が就職活動の時期及びキャリアの駆け出しの時期と被りました。
正直に言えば、このアトピーがなければ、就活ではもっと理想の選択肢を取れたんじゃないかと思うこともあります。
今ではアトピーでも受けて入れてくれる企業の方がよく本質を見てくれたなんて思ったりもしていますが、本当に選択肢を制限されているという不安に抑圧されていた日々でした。
集中力の低下
集中しようとしても痒かったり、ひっかきすぎて傷口が痛くなったり、とにかく目の前のことに集中しきれません。
何をするにも頭の4割ぐらいが痒い、痛いに奪われます。
残りの6割で何とかしようとするわけですが、それでは思考力も下がりますし、アウトプットも思うように出ません。
本当だったら簡単なはずの思考も集中できずに粗が出てしまう毎日でした。
これが社会人2年目にも引きずったため、キャリア駆け出しのころは本当に苦労しました。
外見の醜悪化による自信の低下
アトピーが顔面全体に発症し、
- 笑顔がひきつる
- 目が重たく見える
- 顔にシワがガッツリできる
このトリプルコンボで自分に全く自信が持てずにいました。
恐ろしいもので、外見に不安を抱えると中身まで不安になるものです。
就活の面接でもキリッとした顔になりませんし、顔からこぼれ落ちる皮膚の破片がスーツの肩や胸にフケのように散らかり、本当にみっともない感じになります。
目が重たく見え、ほうれい線が異常にくっきりしたり、目元のしわや顔全体のむくみが外見から若々しさをがっつり奪うのです。
これにより、どうしても自信のなさげな学生に見えていたと思います。
それに、そもそも不健康そうに見えるわけで、アトピー性皮膚炎に理解がない人にとってはちょっと敬遠されやすかったと思います。
(※アトピー性皮膚炎を知っていても、知っているだけに非常に心配になってしまいますが。。。)
行動力の低下
自信の低下は行動の低下をもたらします。
同時に、疲れると余計に症状がひどくなることから、日々の活動をセーブしがちになります。
疲れると自制心が弱まり、かゆみをごまかせなくなり、無限にひっかき続けてしまいます。
また、長時間活動していると肌の保湿力も落ちるため、どんどん肌にダメージが蓄積します。
これにより、ますます行動力は落ち、本来であれば体力の限り動き回れた若い時期のバイタリティを持て余す結果となりました。
治療のための出費と時間消費
これは付随的なものですが、治療に向けて皮膚科にかかったり、治療のためにこまめに保湿剤や薬を塗ることでどんどんお金と時間を使うようになります。
まだ稼ぎがまともにない状態での治療費は案外堪えます。
ただ、アトピーから復活したことは幸運でした。
それ以降、圧倒的な速さで集中力・自信・行動力が本来の水準まで戻りました。
そして、パフォーマンスが回復し、一気に若手時代に被った遅れを取り戻すことができました。
片っ端から保湿剤を試したり、飲む錠剤やその他の方法を試しました。
基本的にほとんどの期間ステロイド系の薬は使わずに治療していましたので、ステロイドに関することはわかりません。
ステロイドは医師による助言と計画通りに治療していく必要があるため、これはこれで根気と丁寧さがいります。
ですが、民間療法の中での個人的な最強コンボは以下でした。
保湿クリームは
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ニュートロジーナの一番濃いヤツがおすすめです。
飲む錠剤は
アレルケアが効きました。
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この二つの併用でケアを継続しました。
アトピー性皮膚炎の症状が小康状態になった後も継続して使用・服用しています。
今でも一時的にストレスのピークや疲労のピークを迎えた時は入念にケアしています。
ちなみに、おでこや目元に症状が出ている方は髪の毛が原因だったりもするので、ヘアバンドもおすすめです。
特に横向き・うつ伏せで寝る方には必須になります。
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安い物でもいいですが、なるべく肌触りがなめらかで凹凸がない物を選んでください。
アトピー。。。
アトピーでない人には共感しにくいですが、相当なストレスと負担がかかっています。
本当に自分でコントロールできない苦しみが続きます。
どうも気持ち悪いとか清潔感がないなどのイメージを持たれがちですが、本人の資質の問題ではありません。
また不用意に声をかけづらいこともまた相互理解に壁を作っているかもしれません。
非常に扱いづらい症状で、そこのお前もいつ再発するかもわかりませんし、何がきっかけになるかも予測がつきません。
厄介な爆弾を抱えてしまったなぁと思わない日はありません。
日々ケアを欠かせませんが、少しでもアトピーの恐怖を飼いならして抑えることを常々考えます。
考えれば考えるほどドツボにはまってしまうこともありますが、一生付き合う悪友と考えることにしています。
いつか特効薬ができればいいなぁ。。。
なんて。。。