そこのお前の外資系勤務と与太話ブログ

凡人が行く外資系企業勤務やキャリアの与太話や裏話。緩いのと辛いのまぜまぜ。人見知りやビビりだって人生案外イケるじゃんって思ってもらうための与太話。毎週月曜・水曜・土曜日更新予定

企業文化

新人は「会社に居場所がない。」と感じやすい話

「居場所がある感」は案外人を支配する。 居場所。 案外定義が難しいし、人によっても感じ方が違う。 自分が自分らしくいられるところ と表現する場合もあれば 自分がいることで成立するところ と表現する場合もある。 または 危険がない安心・安全なところ …

人を巻き込む力とかいう人騒がせ処世術の話。

結局、声がでかいやつが人を巻き込むって話。 人を巻き込む。 近年いろんなところで連呼されるあたかも普遍的に必須とされてきたかのような幅を利かせているスキルだ。 社会人用の自己啓発書にもこのテーマで書かれた書籍はたくさんあるし、就活中でも人事が…

【仕事】伝染する「まぁいいか」症候群【慣れ】

集団に蔓延するまぁいいかの病理 上司はメールなんて返さないもんだと思っている人がいる。 部下がそれを意識して備えることはよくあるが、上司側でそれでいいと思っている人がいるから困ったもんだ。 中にはメールをすべて読んでいると思うな! と堂々と宣…

日本人は伝わらないっていう経験をすることがめちゃくちゃ少ないって話

最近、いろいろ思ったことがあります。 欧州での生活を経験して感じたことをメインに書きます。 コミュニケーションのどの部分に力点を置くかについて、日本に戻っても考えなければならない話題ですので、今のうちに書いておきます。 伝わらないっていう経験…

【海外赴任】もう一周欧州生活を繰り返すとしたらどうしたか?その2【人生】

さて、続きです。 もう一度欧州赴任をループできたとしたら? 前回の、なぜ違いにアジャストできなかったかという点についての続きです。 ここからはどのような行動をとればよかったか?という点を突き詰めていきます。 1周目で不足だった点。 具体的な話は…

【海外赴任】もう一周、欧州生活を最初から繰り返すとしたら?その1【キャリア】

欧州生活は非常に悔しい想いの残るものでした。 自分自身への期待や想像を超える1年にはできませんでした。 ある程度やれるという手ごたえはあったものの、克服しきれなかった大きな課題を認た年でした。 sokono-omae.hatenablog.com やはり日本で出来たよう…

【生きる】給料って結局不平等だよねって話【謎理論】

引きずりおろし合うより引き上げあう世界へ いつも思うんですが、給料って不平等な制度じゃありません? たくさん貰える側に入れればいいですけど。。。 がだ、手っ取り早い話が、自分のコントロールできない範囲の話を気にするのはやめた方がいいと思ってい…

【外資系企業】外国人で中間管理職を務めるのは非常に難しい話【海外】

外資系あるあるなのですが、頻繁に海外支社や海外本社から外国人が派遣されてきます。 ですが、海外の人がローカルの中間管理職(例えば課長級)をやるのは非常に難しいです。 どんな外国人がやってくるのか 彼らが日本に縁やゆかりがあることは非常にめずら…

成果主義の導入・実施で苦しむ現実が暗すぎる話

今日、ますます主流になる成果主義の暗い部分の話 厳密には成果主義の中にもいろいろな考え方がありますが、一般的に日本では年功序列賃金+終身雇用システムの対をなす考え方として掲げられますね。 そこのお前が勤める会社も外資系企業なので、成果主義を…

間違えらえれない大人のジレンマの話

ある上司がいた。 彼はいつも部下や若手・新卒にはリスクをとれ!と公言してはばからなかった。 事あるごとに 「近頃はリスクを取る人間が減った。」 「チャレンジ精神が足りない」 とぼやきまくっていた。 まぁそうかもしれない。 会社自体はすでに成熟した…

【キャリア】スーパースターを管理職にしなくてもよかった話【昇進】

興味深い話があります。 自分が昔ついていた上司の話ですが、従来の日本型価値観ではあまり考えにくい事例だったので書いてみようと思います。 非常に信頼のおける、部下として安心できるヨーロッパの上司の話。 上司になる・昇進する これを達成するには部…

【欧州】他を引きずりおろすのか、自分を引き上げさせるのかの話【メンタリティ】

今日は欧州の経験の中にいろいろな話をして感じたことを書きます。 sokono-omae.hatenablog.com 日本人とは思考が全く違う彼らですが、その中で「あ!いいな!」と思った違いがあります。 ちょっと下記のケースを考えてみてください。 さて、会社で全く仕事…

【新社会人】新人が言われる嫌味を気にしない方がいい6つの点【メンタル】

新社会人は会社でいわれる嫌味を気にしている人がいるかもしれません。 嫌われたらどうしよう・・・・とかいじめられたらどうしよう・・・・とか。 人見知りでビビりなそこのお前もたくさんの不安感を心に積み込んで入社しました。 そんな嫌味ですが、何かい…

そこのお前が外資系企業にいる理由

そこのお前が外資系企業にいる5つの理由を書き連ねてみたので今日は書いておきます。 ここに書いてあることはそこのお前が勤務する上での実感ベースで、「外資系企業」というよりは「そこのお前がが務める会社」にいる理由です。 今、会社にいる上である程度…

日本人は気にしいだという話

日本人は繊細な国民だと思う。 成熟しているともいえるし、神経質すぎるともいえる。 これは決して悪いことではない。 細かい部分にもこだわり、周囲に気を遣うことができるからこそだ。 なんでそんな話をするかというと非常に何気ないことで感じたことがあ…

【働き方】欧米には残業がないという幻想。~残業は普通に存在する~【謎理論】

残業することが悪だという思い込みについて 今、日本に溢れる残業に関する言質の中で気になる言質がある。 残業はカッコ悪くて、無能の象徴と扱わなければならない。 加えて 欧米では残業は悪であり、評価が下がる対象とされている。 という話が盛んに主張さ…

【仕事】KPIに振り回された集団の話【KPI】

KPI=Key performance index、ケーピーアイ、重要業績指数 いわば何かを評価するための客観的な数字だ。 多くの場合で組織上の目標を作る時や人に自らを表現する時にはその評価基準を定量的な指標に頼る。 企業であれば売り上げや利益率、あるいは株価 もっ…

【キャリア】中間管理職という種族【与太話】

中間管理職という種族はどんどん苦しい状況に追いやられている。 という話 これを中間管理職目線でつらつら。 昔のような体育会系、絶対服従主義はどんどん居場所をなくし、 働き方改革で部下は改善されど、自分たちは半分蚊帳の外。 ストレスを発散しように…

【比較】日本特有?の高校野球的美学の話【企業文化】

そこのお前は高校球児でした。 弱小高校の。。。 甲子園に出たこともなければ、野球部を強くするために高校が特に手厚い保護をすることもありませんでした。 集まってくる生徒も野球にすべてを賭けるような子は非常に稀です。 どちらかと頭がいい目の学校だ…

結果にひたすら一喜一憂する上司の話

目標数字の達成・非達成で一喜一憂する名物上司がいた。 目標数字は年間で達成する数字であって、月間でも週間でもない。 が、進捗を追いかけるために毎週単位で数字が出るわけだが、毎回結果が出るたびに大げさに喜んだり、怒り狂ったりする人だった。 soko…

【キャリア】外資系企業本社で感じた労働者<=>企業側の相互期待の違い

外資系企業に勤めて感じた日本と欧州の「働く」という認識の違いの話をします。 始めに断っておきますが、このスタイル、どっちが悪いとか欧州は進んでいて素晴らしい!なんて主張ではありません。 あくまで淡々と違いを述べるとともに、不自然なところは不…

【海外比較】頑張りすぎちゃう日本の管理職と自分自身に要求の高い日本人の話【働き方】

今日は海外の話ではなく、日本の話をします。 sokono-omae.hatenablog.com 欧州の人の初対面の人と話すと、そこのお前が日本人であることがわかると、高確率でこういわれます。 日本は一生のうちに絶対に一度は行きたいと思っている! と。 いわゆる社交辞令…

人生で初めて全てのルールや行動に明確な目的や意味が必要だと自覚した瞬間

今回はちょっと与太話を挟みます 多様性を受け入れるための素地の話 今はいろいろな価値観が共存する世界です。 それは自分にとって優しい反面、人にも優しくなる必要があります。 絶対的な正解がないからこそ、それに頼らないためには何が必要かという話で…

会社を親に見立てて、期待するという淡い関係を卒業した話

今週のお題「卒業」 卒業という事でなんとなく、Ad hocに書きます。 会社に面倒を見てもらう思考を卒業した話 そこのお前は外資系企業にて成果主義の下、新卒入社以降そこそこのキャリアを泳いできました。 決して歴史に名を遺すようなスターでもなければ、…

【対海外】議論する力・主張する力に垣間見た外資系企業本社の強さ【外資系企業】

そこのお前は所属する外資系企業の欧州本社での勤務を経験しました。 そこで自分の力の無さを痛感した一つの技術があります。 言い返す力 です。 正直な話、日本支社での在職期間ではいくら外資系でもベースは日本人が集団ですし、取引先にはコテコテの日系…

【人生】外資系企業の理屈っぽい合理的な考え方で失ったもの【キャリア】

今日はこれについて書いていきたいと思います。 そこのお前、仮にも外資系企業につとめる人間です。 普段からひたすらに理屈や数字をベースに考えることを生業としています。 そんなスタイルを強化する上で得たものは非常にたくさんあるのですが、今日は失っ…

【海外赴任】欧州での個人の成長について【キャリア】

そこのお前は縁あって欧州の超大企業を経験することができていますが、そこで感じたことを書きます。 欧州、管理職連中には全く異なる文化が存在しますが、少なくとも非管理職にとっては非常に生きやすい環境です。 よっぽどのことがない限りクビにはならな…

海外赴任では周囲の人がどういう性格で、どんな行動をするかが読めない苦しさがある件

突然ですが、そこのお前は野球好きです。 高校までのプレー歴9年の内、8年はキャッチャーでした。 当時は相手を見ろとか自軍のピッチャーを見ろとかよく怒られたものです。 その積み重ねのおかげか、そこまで大したプレーヤーではありませんでしたが、相手を…

【詳細版】外資系企業勤務の正体って?~組織・文化編~

どもです。 sokono-omae.hatenablog.com 今回のテーマは第4弾、社内での主義や文化とその考え方のお話です。 ・実力主義・個人主義であること これも、日系企業と別次元レベルで違うと思われる場合もあるようですが、結局は業態・業務と個人によります。 多…

【短縮版】6章で説明する「外資系企業勤務の正体って?」【外資系企業】

そこのお前の与太話 就活中の学生や転職においてはじめて外資系を視野に入れる方、よく知らないけど外資系企業関係が身の回りにいるよって方にこんな実態もあるんだよって理解してもらいたいことを書きます。 (※ここの話が全てではなく、あくまで一部であり…