そこのお前の外資系勤務と与太話ブログ

凡人が行く外資系企業勤務やキャリアの与太話や裏話。緩いのと辛いのまぜまぜ。人見知りやビビりだって人生案外イケるじゃんって思ってもらうための与太話。毎週月曜・水曜・土曜日更新予定

【考え方】学習・成長し続ける知人の5つの信条【就活】

萎えない向上心を持つ人の5つの基準

 

そこのお前の知人には恐ろしくポジティブな知人がいた。

ポジティブというよりはどんなに逆境に落とし込まれても萎えない強い向上心の持ち主と表現すべきだろうか。

 

どんなに苦しい場面になっても諦めない。

 

勝てなくても最後まで頑張る。

根性と青春が人の皮をかぶって歩いている。

そんなレベルでガッツのある人だった。

 

ただし、元々器用だったり特別才能に恵まれているというタイプではなかった。

それでも、特別光ったのは普通の人が諦めるような状況でも最後までやる。

ということだ。

 

だから、最初には他と比べて劣っていても、最後には勝っているなんてことが多かった。

 

まぁそうそう満塁逆転サヨナラホームランをかませることはない。

 

人生は漫画のようにはいかない。

現代で漫画のように行くのは大谷翔平だけだ。

 

事実、最後まで頑張っても負けることはあった。

 

だが、彼は負けても気にしていなかった。

彼なりの最大限を発揮しても及ばない限りは結果は気にしなかった。

 

事実、彼は途中でやめることが合理的でないことは知っていたが、その中でも決してあきらめることなく虎視眈々と次に勝つ方法を考えていたし、何を学べるかを常に意識していた。

 

というよりはむしろ、少しでもまだできるという思いを残したままではやめられない人間だった。

だから、一度決めたことは必ず最後の限界までやり通すタイプではあった。

 

それにしても、何がそこまで彼を駆り立てるのか。

聞いてみたことがある。

 

すると彼は答えた。

 

出来ないことができるようになる瞬間がたまらなく幸せ。

 

彼曰く、

少し料理ができるようになった

とか

少し人からおしゃれを褒められるようになったとか

それでもいいらしい。

それでも幸せを感じるし、失敗したらそれはそれで笑い話に変えてやろうぐらいに考えているようだ。

 

ただ、昨日までできなかったことできるようになることが重要だと。

昨日よりも今日、今日よりも明日。

 

同じ日々を過ごさない自分に幸せを感じるそうだ。

 

その中で、最初の負けが大きければ大きいほど燃えるし、成し遂げた時の幸福感が大きいそうだ。

 

「最後に必ず俺が勝つ。」

 

そういうメラメラと燃える気持ちが生まれるかどうかで何をするかを決めている。

 

という事だった。

 

あまり最終成果には拘ってはいないが、それでも人の予想を裏切り、はるかに上回って成功を勝ち取ること充実感に病みつきになっているらしい。

 

彼は常々言っていた、みんなが無理だと思っているなら思わせておけばいい。

 

でも、誰かがその予想を裏切ったらみんなは驚くだろうし、それができたらみんなにとっての世界は変わる。

 

オリジナリティがあればあるほど自分の人生は輝く。

 

彼はそれが信条だった。

 

そして、彼は就活をした。

 

彼の就活も非常に独特だった。

 

年収も働きやすさもそれはいい方がいいけど、自分が最もノビノビ行動できるところがいい。

そう言っていた。

 

おそらく彼は求めている。

人の予想を裏切り続けられるようなキャリアを歩めるところを。

 

誰もやったことがないことに挑戦できるところや、多くの人が無意識に諦めているけどもっとよくしたい理想を現実にすることに挑戦できる環境を求めていることだろう。

 

彼はそこのお前と同じく外資系企業の事業会社に進んだ。

おそらく、日系企業として型にはめられるよりは個を大事にしてくれる環境を選んだのだろう。

 

正直、ぴったりである。

外資系企業も彼のような自律的で人の予測の枠にとらわれない人を求めていると思う。

 

実はそこのお前が外資系企業を選んだことにも少なからず影響を与えている。

 

人の期待を裏切るぐらいの目標でないと自分からは行動できない。

自分が全力を尽くす動機を作れない。

 

会社に言われた仕事とそれに対する明確で決められた対価をもらい続けるだけで過ごすには人生のキャリア40年は確かに長すぎる。

 

もう一つ重要なのは、人が自分自身の人生の充実感や幸福感を感じる上においては「自己決定感」が重要なのである。

この「自己決定感」が人生の行動に内発的動機を与え、やらされる仕事はやる仕事になる。

 

彼は自然にそういうものを心の中に持っていたのだ。

だから、人に言われずとも粘れる。

目の前の成果や結果によらない大局観のある行動決定ができる。

 

事実、彼が負けても粘ったことの内、すべてが無駄になったかというとそうではない。

素早く諦めて何もしなかった人よりもずっと多くの学びと次に向けた心理的な動機要因を蓄えている。

 

彼はどこに行っても活躍できると思う。

この萎えない向上心がある限り、どこに行っても自分で自分を律することができる。

 

この先も会社組織に無理に要求されない、自由に翼を羽ばたける環境にいてほしいと思う。

 

彼の5か条をまとめてみる。

 

1、一度決めたことは普通の人が諦めるような事も最後までやる。
2、オリジナリティのある人生を求める。
3、自分で自分の目標を持ち、行動を決定する。
4、昨日よりも今日、今日よりも明日。
5、目の前の成果や結果によらない大局観のある行動決定をする。

 

この5つが彼から学ばされた自らの手で自らの動機を作り、人生を切り開く考え方だった。

 

このことを思い出すたびに、目先の結果でオロオロオタオタする自分を戒めることができる。

そして、また心をリセットすることができる。

 

こうでなくては人生において学習し続けることができない。

また、自分で自分の行動を律することの大切さに気が付かなかっただろう。

 

給与や昇進、その他社会的評判に左右されるオリジナリティのない人間になっていただろう。

 

これから先もこの原則を胸に人生を構築したいと強く思い返した。