【裏技術】働き方改革全盛時代に“超真面目に会社員した”金銭的メリットーその2ー【キャリア】
超真面目に会社員した話その2
前回は金銭的メリットの話がメインでしたが、今日はそれをいかにして達成したかについて話をしていきます。
なお、絶対に誤解されたくないのは、そこのお前、いわゆる「社畜」ではないという事です。
会社から強制されたわけでもなければ、会社に対して自分というエゴを消したこともありません。
そして、特別な才能というよりも冷静に一つ一つ積み重ねた結果の話です。
ビビりで臆病で人見知りな人だって再現できるハズのモデルです。
そんな特徴があるそこのお前が人生を効率的に運営する戦略上、仕事に極力全振りするのが一番快適な決断だったという事です。
この仕事への全振り投資の結果から書きます。
そこのお前の場合は、
実家暮らしスタート
初年度―>初任給+ハーフボーナス+悪評価
2年目―>初任給+フルボーナス+小残業+良評価
会社付近に一人暮らし開始
3年目―>通常給与クラスへ昇格+フルボーナス+中残業+良評価
4年目―>主任給与クラスへ昇格+フルボーナス+重残業+良評価
5年目―>主任給与クラス+臨時昇給+フルボーナス+超重残業+最高評価+住宅補助
6年目―>主任給与クラス+フルボーナス+極小残業+通常評価+住宅補助+海外勤務手当+ストックオプション
7年目以降―>管理職昇格+管理職インセンティブ+ストックオプション
このように順調に一人暮らし以降、会社から引き出すお金が増えていきました。
え?なんで途中で住宅補助が出たかって?
それは交渉テクとして会社に対してより強い立場でいるためのやり方です。(悪い顔)
これによってそこのお前はその1で比較したベンチマークの年平均13%収入増シナリオ(マークンシナリオ)を超えた状態で推移し続けています。
やったことは単純です。
・生活のカスタマイズ (時間捻出)
・会社が自分に依存する状態を作る (環境創出)
・自分自身をより理想の状態に近づける(自力構築)
この状態を作る過程で、全部のプライベートの時間を削ったかというと決してそういうわけではありません。
他のみんなと同じように合コンで遊んだりもしましたし、草野球でたのし~く、ゆる~く野球をやるなど、遊ぶ時間も普通にとりました。
同時に、仕事の時間はそれ以上に確保しました。
キーポイントは下記です。
1、不要な時間消費を極力削る。
代表的な例が通勤時間です。
一日ドアを出てから会社で仕事を始めるまでが通勤時間に該当するとすると究極は在宅勤務(0分)ですね。
平均的なモデルでちなみに駅まで歩いて10分、電車を待って2分、電車で45分、駅から会社のデスクまで3分とすると、皆さま電車の45分だけにフォーカスしがちですが、それ以外に15分かかっていることがわかります。
一日往復60分×2、120分ー>これをいかに削るかという勝負です。
ここで削った分をそのまま業務に充てるだけで、残業代を得ることができます。
同時に成果を積み上げることで先々の昇給を手繰り寄せることができます。
会社のデスクまで15分の所に住んだとして、元の通勤時間から削減できる分は一日90分ですが、これを1週間継続すると7.5時間、つまり定時一日分に相当します。
つまり、同じ時間の消費で自動的に毎週1日分獲得できます。これで、まず20%増です。
仮に在宅勤務をするとした場合、在宅勤務時には発生しない身支度等を合わせるともっと時間を削れるとも言えます。
それで一日当たり20分ぐらいは得できるかもしれませんね。
そうすると会社近くに住むシナリオからさらに往復30分+一日20分×5=週4時間強を捻出できます。
(※在宅勤務は集中力・便利さの観点でリスクがありますので、慎重に)
すると、週1.5日分は生活上の可処分時間を変えずに仕事に充てることができます。
通勤時間って人生の中でも占める割合が大きくなりがちですが、これをどうにかすることでまずかなり効果が出ます。
次に時間を使っているのが日々の食事だと思います。
自炊、外食などなど携帯は様々ですが、これも睡眠と同様に欠かせません。
一日、朝ご飯15分、昼ご飯1時間(半分仕事?)、夜30分程度(お酒を飲む場合はもっと)
でしょうか。合計1時間30分ぐらいですね。
自炊する人は朝晩に倍ぐらい時間がかかるでしょう。この場合2時間30分ですね。
これもバカにできません。1週間で7.5時間~12.5時間です。
そこのお前は歩いて通勤できるところに住んだので、朝は歩きながら野菜ジュースを飲み、会社のデスクに軽食(栄養補助クッキー・ナッツなど)を常備しておいて、仕事をしながらつまむなど時間をかけないようにしていました。
そこのお前の会社はフレックス制なので決まった休憩時間は存在せず、一日のうち1時間がデフォルトで与えられていました。
そこで、お昼は会社の同僚と行くのが常ですが、一人の時はデスク上の軽食で済ませ、浮いた休憩時間をそのまま少し早めの夕食用の休憩時間に充てるというやり方をしていました。
(※このあたりの時間コントロールは企業によりけりなので柔軟にやり方を確立してみて下さい。)
これにより、平均30分程度は浮かせることができていたので週に2.5時間は得ることができました。
通勤時間と併せて週10時間です。
つまり、会社の近くに住むだけで週10時間を獲得できます。
これでも電車で通勤していた時と平日における可処分時間は全く変わらずです。
しかし、間違っても睡眠時間を削ってはいけません。
睡眠時間を削ったこともありましたが、効率低下、リバウンドによる余計な時間消費を招きます。
睡眠不足によって効率が落ちると仮に80%になったとしたら、せっかく作りだした1.5日分を相殺して結果同じという事になりかねません。
効率を落としてもやる必要や意味があるという状況になるまではお勧めしません。
(※あえて効率悪くダラダラ残業をやったほうが儲かる場合はあえてそうしてもいいですが。。。昇格に影響しない程度にね?)
自分の無駄な時間(ボーっとしてる時間・無意味にスマホを除く時間)や趣味・交友に充てる時間は全く変わらずでここまで伸ばすことができます。
2、着実な収入向上を実現するために日常生活を仕事を軸にしてカスタマイズ
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生活時間帯
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健康管理・余暇時間管理
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インフラ・ルーティーン整備
第一の不要な時間消費の削減ができたら次はこれです。
第二は不要時間の有効活用化です。
プロ野球選手、清宮幸太郎のインタビューを見て強く印象に残ったのが、プロの世界ではコンマ1秒を縮める、1センチをずらすことに心血を注いでいるという話です。
プロ野球のように超厳密とまではいかなくても、自分が過ごす時間を1分でも効率的にするようにできることは案外あります。
生活時間帯の変更
全員がピークの時に出勤・食事・待ち合わせすると電車でなくても待ち時間が発生します。
会社のエレベーターや入口だって混雑するとストレスも感じます。
これをずらすためにそこのお前は早朝通勤を始めていました。
だいたい8時過ぎに会社につくやり方ですが、すると非常に空いており、オフィスも静かな時間に朝の集中しやすい時間を割くことができます。
近くに住んでいるので家を出る時間も以前と変わりません。
食事も少し早めに行ったりとか遅くいったりとかしながら、なるべく必要なんだけど「何もしない時間」を減らすことを意識的に取り組み続けました。
これでカウントに残らない時間をさらに得、かつ、集中力も上げることで密度を上げます。
余暇時間管理
要は、やりたいことやその誘惑も、後でやっても同じものは後でやる。
ほっとくとついスマホをポチポチしていたり、 何も考えずに時間が過ぎていたりします。
休日なんかは最たる例です。
気が付いたら昼寝していたとか、気が付いたら昼まで寝ていたとか。。。
漫画を読んでいたら一日たっていたとか、飲んでいたら朝だったとか。
それはそれで快感なので、否定しません。
休日ぐらい好きに使っていいです。
ですが、平日は違います。
この会社員を超真面目にやるという事は「平日はひたすら仕事」というサイクルです。
正直、仕事終わって帰ってからの時間って何をしようにもちょっと中途半端な時間ってことが多くないですか?
だったら、その時間を細切れに使うよりも仕事に充ててしまって、稼ぐ時間に変えてしまえばいいという事です。
どうせスマホ見てなんとなく消費するんだったら業務に充ててしまった方が意味がありませんか?
スマホで見る情報の内、絶対にその時必要な物って少ないと思います。
だったら、後でやっても変わらないならあとでやればいいと後回しにしていました。
同時に、代わりの効かない不可欠な情報源であるモノは限定的だったので、それ以外をそのままアンインストール・削除することでそもそもスマホに支配された時間消費を減らすことを狙っていました。
特に一人だけの何も生産しない余暇時間をターゲットにして極力減らしました。
ぶっちゃけ一人でスマホ見る時間って実は何も考えて無くないですか?
考えがあっての行動は無駄ではないのでやり続ければいいですが、なんとなくニュースやまとめ記事を流し見るのはいまいち期待できる効果がないと考えられます。
逆に誰か他人と関わる時間は優先度高く確保していました。
そこのお前は誰かほかの人と予定がある時は極力早く帰っていましたが、特に予定や衝動がない時、一人の場合は徹底的に仕事の時間と睡眠時間に充てていました。
(※飲みたいときは飲みに行きますし、遊んだりすることは積極的に入れてしまっていいです。そもそも週10時間は浮いているのですから。)
残業代や休日出勤をつけたりしなくても土日に勝手にこっそり仕事したほうがいいという方はそうしてもよいわけですが、正直、会社員の場合は例外でしょう。
要は極力自分が主体的に活動できる時間を増やし、心身ともに安定するためのプライベート構築を目指して何もしない時間を減らすように心がけてください。
(そこのお前もまだまだ甘ちゃんですが、年々向上したいです。。。笑)
日々の何気ない行動も体力消費・脳力消費とし、不要な思考を削除。
大量の残業をするにも、常に自分の100%のパフォーマンスがでる状態が仕事の時間に再現できるようにするにも、一人暮らしをつつがなく送るにも自己管理が大前提です。
これらを学生時代や実家暮らし時代よりも高いレベルで実現することを目指し、自分の行動の選択と集中を追求しました。
つまり、いかに余計なことを考えないようにするかという事です。
実際、誰かと飲んでも、何かドラマを見たり、漫画を読んでも、本を読んでも頭は疲れますよね?
正直、一日8時間ずっと本を読む仕事につけ!とかドラマを見る仕事につけ!と言われたら、息抜きで見るのとは違って、結構頭が疲れちゃうと思います。
つまり、何気なく行っている息抜きでも頭のリソースは使われているという事を理解してください。
そこのお前は正直テレビのバラエティやシリアスなドラマを見ると続きが気になったり、印象的な場面に感情的に動いてしまって、頭のリソースがとられてしまうので極力テレビを見ないようにしていました。
漫画も忙しくない時を狙ってまとめ読みするなど、なるべく平日に影響が出ないようなやり方で楽しむようにしていました。
リアルタイム性がなくなるのがちょっと辛いですが、今時会話がドラマの話題で持ちきりなんてこともないので、まぁ許容範囲でした。
この脳のパフォーマンスについて、故スティーブ・ジョブズなどは極力頭を本業に集中するために毎日同じ服を着て、一定の生活を繰り返すことで一切余計なことに頭を巡らさないようにしていたといわれています。
学説の観点からも、諸説ありますが、人間が一日のうちに選択する意思決定が正常にできるのは70回までと結論付けた研究もあったりします。
正確な限度は人それぞれではありますが、全力疾走できる距離や長距離で走れるペースに限界があるように頭にもスタミナがあります。
つまり、質のいい判断や効率的に仕事ができる状態は無限ではないという事です。
もちろん、慣れや熟練度でそれをカバーすることができます。僕らが考えずとも日本語が喋れるように、頭の慣れによるカバーはあります。
だから、その慣れを作るためにも長く働き、量をこなすことは悪ではありません。
ただ、不要な脳への負担は極力減らすべしという事です。
思考体力に自信がある人は100%の出力が出る限界の時間まで無茶をするのもたまにはいいですが、こういう行けるところまで行くスタイルはブーストをかける勝負所のみでやることをお勧めします。
このブースト状態をデフォルトにすると業務量やストレスがオーバーフローした時にこれ以上の対応ができず、崩壊するリスクを高めます。
なので、感触としては常時、限界の80%~90%程度の体力消費でストップし、たまに120%を目指すことを目安にするといいと思います。
すると自分の限界を延ばすこともできますし、壊れにくい安定したワークロードを維持することができます。
仕事を選ぶ
若いうちは残業代が主な飯のタネだったりしますが、いくら時間を費やしても成果が出なければ、なんでこんな長い時間やってダメなんだ?という風に逆の評価を食らうこともあり得ます。
なので、時間を使って成果を出すという順序でなく、成果を出すから時間を使ってもいい状況を作るという風に捉える必要があります。
なので、成果が出ない仕事に執着してはいけません。
周囲から尊敬・信頼を得られる、または成果の出やすい仕事を選んで残業を増やす必要があります。
逆に、いくら自分が時間を捻出しても本業で意味のある仕事に巡り合えないと非常に苦しい状況になってしまいます。
一番楽なのはたいていの会社や部署には花形と呼ばれるところがあると思いますので、そういうポジションにつくことです。
これがもっとも出世や成功の近道とされることもありますね。
ですが、それに限らずともこのモデルは実践できます。
それは、
1、社内で自分が一番強いといえる分野の仕事を一つ以上もつこと
2、社内で困った時には頼みたいといえる評判をもつこと
3、常に人よりちょっとだけ忙しい状況を作ること
この3点です。
決して花形ポジションである必要はありません。
(※もちろん花形だとよりいいですが。。。)
そこのお前にとって花形ポジションなんて無理なので、そのまま日陰ポジションから徐々に積み重ねていきました。
この3つを揃えると非常に強固になります。
1、自分が社内で一番強い分野があるという事はある意味独占的立場にいることができるという事です。これだけで評価が得やすくなります。
2、困った時に頼みたい評判ができると、少し厄介だけど、対処した時に大幅に株を上げることができるちゃんを手にする機会が出てきます。
3、頼まれた仕事を際限なく受けていては死んでしまいますが、少しでも他の人より忙しい状況をキープすると断る口実ができます。
その上で得な仕事が回ってくる時にパクっと食いついて、生活の時点でひねり出した時間をフルに使って残業も駆使しながら成果を出すことに集中すればいいのです。
困った仕事を頼まれている以上、残業させられているという建前もできますし、それらは往々にして会社内にとっては価値や意味のある仕事です。
誰も文句言いません。
仕事を追加で獲得できる信頼関係など一筋縄ではいかない要素が絡むものではありますが、徐々に会社の中で自由にできるエリアを増やすことが自分
会社の中でプチフリーランス化するという方法ですね。
専門的なスキルが求められるかというとフリーの人に比べたら簡単なものです。
以上です。
こんな風にして、着実に意味のある仕事に時間を使い、成果を出し、評価を上げてベース給与のアップとそれに伴う残業時間単価の増加を狙います。
そして、意味のある仕事だけで構成された残業時間というものを作り出して、1日の内、稼ぎにより直結する時間数を増やしたというサイクルです。
このまま管理職まで駆け上がれば今度は時間と直結しない稼ぎになるので、余計に不快思考と選択と集中が求められます。
将来的な備えの意味でもこのサイクルに自らを乗せておくことは非常に意味のあるものと言えます。
いかがでしょうか。
1、家を変える
2、時短追及する
3、仕事頑張る
4、仕事を選ぶ
このサイクルにのるとサラリーマンキャリアが続く限りにおいて得うるメリットを最大化することができます。
もちろん、サラリーマンが一番稼げるやり方ではありませんが、ビビりで臆病で人見知りなそこのお前が世の中を泳ぐにあたって、もっとも安全でやりやすい方法だったのは間違いありません。
フリーになった時の個人の営業活動とかを考えるとビビっちゃいます。。。
さて、かなり細かい話が続きましたが、副業で稼いでいる人たちのブログや記事を見ていると、彼らは彼らで非常に細かくこだわっていたり、時間を使って工夫していることがわかると思います。
一見、楽をしているように見せている人たちもいると思いますが、その裏には非常に大きな努力が隠れていることも多いです。
それと同じです。
思い通りにいかないことも多いですし、嫌なストレスを受けたりすることも多いサラリーマンです。
が、副業に目移りする前に本業をしっかり選び、きちんとした自分自身の投資さえできればこれほどに大きな違いを生み出せるものであると認識してほしいのです。
以上です。