【偏見】一人っ子社会【謎理論】
一人っ子はいつもネガティブなイメージが付く
皆一度は経験したことがあるはず。
世の中には様々なステレオタイプや偏見があります。
生まれた年代、国民性、血液型、家族構成、etc etc
そんな中では血液型占いよりははるかに信ぴょう性のある家族構成による特徴付け。
絶対ではありませんが、まぁ割と傾向としてははっきり出やすいと言えます。
研究も発達しており、様々な特徴が発表されています。
確実にやり玉にあがるの一人っ子
わがままだとか協調性がないだとか甘ったれだとか。。。
自分勝手だとかさんざんな言われようです。
あんまりポジティブに言われている場面を聞いたことがありません。
そこのお前はゆとり世代で一人っ子なので上の世代の人から見ればわがままで自分勝手の極みでしょうか。
まぁご想像にお任せします。
この一人っ子を取り巻く周囲の反応、もっと昔の世代は一人っ子家庭は子供だけでなく親すらも批判の対象になっていたとか。
中国では長きにわたる一人っ子政策の下、大切に育てられた子供を揶揄する言葉もあるようです。
まぁいつの日もどこからともなく余計なことを言う人は現れるもんです。
基本的にポジティブなイメージは持たれてない一人っ子
とにかく一人っ子であることで得をしたことはありません。
毎回一人っ子であることをカミングアウトすると本気なのか精いっぱいのお世辞なのか、「え~!見えない!!」とかいうフォローをもらいます。
だったらなんなんだ?っつー話なんですが、どこら辺を見てそう判断しているのかわかりません。
ので、基本深く考えたことはありません。
実際、一人っ子とか兄弟有り無しとか関係なく家族構成を理由にときめく人なんてあまり多数派ではないと思います。。。
実際、意識しない人にとってはあまり違いが判らないものです。
性別や肌の色のようにすぐに見てわかるようなものでもありません。
が、やたらと意識する人が一定数おり、彼らからはいわれなき偏見を持たれます。
そういった人々との交流を体験して感覚的に把握する分にはいいですが、中には世間に出ている情報を鵜呑みにしただけの人もいます。
さて、話は一人っ子に戻ります。
一人っ子はこのご時世には珍しいものではない
一人っ子
共働き
これらは昔は少なかったようですが、もう珍しくありません。
むしろ増加傾向にあります。
特に所得が低い家庭ほど一人っ子を選択する家庭は増えているようです。
それは当然、所得レベルと子供を十分に育てられるかについては強い相関関係があります。
昔のように一人っ子を批判していては社会を敵に回すレベルになっていくんじゃないかと思えます。
偏見として、実体験なく批判する人は生きづらくなるでしょう。
一人っ子との遭遇率は徐々に向上していますから。
一人っ子批判は全く的外れなこともない
とはいっても一人っ子が絶対的に劣等生とか劣等人格者であることはありません。
上記のいわれなき批判で子供を傷つけるのは問題です。
が、冷静に分析していくと理屈の上では納得できる部分もあります。
特に体感的に知っている人はいるかもしれませんが、いくつかの特徴は一人っ子の場合に当てはまりやすい特徴だったりします。
ただ、勘違いしてはいけないのは、兄弟、姉妹がいようが同じ特徴を持つ可能性は十分にありますし、一人っ子でもそうではない可能性は十分にあります。
一人っ子だからというよりは、あくまで一人っ子が高い可能性で遭遇すると言える環境的要因による傾向の話です。
一人っ子の社会性獲得の難易度
子供の社会性や対人折衝能力の獲得において身近で年の近い兄弟・姉妹ほど最適な相手はいません。
ケンカをしたり、譲り合ったり、相手の気持ちを慮ったり様々な能力を育むことができます。
これが一人っ子だと結構大変です。
ケンカするっていったって親には敵いませんし、同世代の他の子とケンカしても最悪逃げるなどの回避行動もできますし、傷つけてもそのままにしてもいいわけです。
人間関係におけるケンカ慣れやじゃれあいの機会は圧倒的に制限されます。
なので、自分以外との距離の取り方の習得が遅くなるという可能性は十分にあります。
ただ、社会性自体は後天的に獲得できるものでもあるので、多少遅くても意識して鍛錬を積むことはできると言われています。
対外的自己アピール力
そこのお前はバリバリの一人っ子したが、昔からよく言われてきました。
マイペースで何を考えているかわからない。と
そもそもマイペースの意味が分かったのはずっと後のことでしたし笑
何を考えているかわからないと言われたって。。。。
まぁ言われてみれば、幼い自分のことをわかるのは母親ぐらいのものです。
父親だってまともに把握できていたとは言えない状態でした。
正直、ハンデだとは思うわけです。
一人っ子であることで得られなかった経験はたくさんあります。
今はもう言えませんが、兄弟が欲しいって無邪気に親に泣きついた時期もありました。
人見知りやビビりなところはこういう部分に起因している部分も少なからずあるとは思います。
ある程度指摘される傾向は当たっている面はあるとは思います。
ただ、一人っ子だからと結論付けるには少し乱暴だと言えます。
とはいえ、社会性の獲得の難易度が高い環境下にあることが特徴です。
そこのお前がおぼろげな記憶をたどるとそこが一番の難点だなぁと思います。
社会性は割と汎用性の高い重要な能力だと思います。
人間が世界で人類として繁栄するには社会性が必要なわけです。
が、そんなことは子供にはわからないわけで、親も全力の愛を注ぐわけですから、内向的な環境になりやすいわけです。
実際、対人接触時間で親以外の時間をとることが簡単ではありません。
他の家の子だって初めて見る時は怖くて仕方ありませんし、避けようと思えば避けることができます。
有無を言わさず一緒にいる兄弟もいないので、一人の殻に閉じこもることが非常に簡単なわけです。
一人っ子だから何?って心持ちが重要
協調性や共感力に関しては少し弱点となりやすい一人っ子ですが、それはそれで活かし方がある訳です。
一人っ子は基本的に一人の時間を使うことが上手いです。
群れなくても困らないというか気にしない人は割合多いです。
一人っ子政策を推し進めた中国における研究では
研究者肌になったり、
何か人に左右されない自分の領域を極める
既存の枠にとらわれない考え方ができる
といった創造性・革新性の部分に大きな違いが出ているという研究結果も出ているようです。
とまぁ、ここまでは一般的に言われていることです。
それに、やっぱりもったいないと思うんですよね。
家族構成から人のことを勝手に推測するのって。
もちろん、家族構成がわかることで誰かの性格や行動に説明がついたり、理解可能な状態になることはあります。
が、家族構成情報を先にインプットしてから人を判断するのは逆かなと思います。
人の性格や行動を構成するのは家族構成ではありません。
特に年齢が積み重なれば積み重なるほど人の幅は広がります。
仮に一人っ子が持つ傾向が上記の通りだったとしても、人生における大きな変化を経験するかもしれません。
誰かと共同生活を送る機会を得るかもしれないし、何か協調性を必要とする環境で鍛錬を積むかもしれません。
そこのお前も寮生活を経験したり、住み込みで働く経験、野球部という社会的集団の中で活動することを通しておよそ一人っ子の短所が目立つ状況ではなくなっていると思います。
それに過程を持つ世代以降ともなるとこうした家族構成が発達に大きく影響する時期をはるかに過ぎているのでパッと見ただけではわかりません。
自分の父親や会社の上司がどんな家族構成かなんてパッと見てわかるわけないです。
結局それぐらい人間は家族以外の社会から多くの年月に多くの影響を受けるわけです。
一人っ子で難点なのは少子化が進むことぐらいです。
それはそれで全く別の話です。
一人っ子を哀れんだりさげすんだりしても、本人にはどうしようもないことなので、いうだけ無駄です。
「あ!おれ!一人っ子ぽいな!変わろ!」って人に言われたぐらいですぐに変わるわけありません。
まぁそんなもんです。
むしろそこのお前は一人っ子であることを臆さずに堂々と宣言しています。
一人っ子なんですとか卑屈に言うとそういうネガティブな雰囲気を伝播させる気がしてあまり好きではありません。
ただ、兄弟がいようがいなかろうが、社会に出て必要な能力を獲得するにはそれぞれの長所を伸ばすか短所を補うしかありません。
その人がどういう戦い方をするかというだけの話です。
兄弟構成など気にせず、一人一人の特徴をつかめばいいのです。
一人っ子批判をする記事を見てなんとなく書きなぐってみました。