【転職】収入で企業を選ぶときは上限を見てみようって話【キャリア】
活発なキャリアを歩む若い世代に読んでほしい話
特に収入向上を求めて転職を視野に入れる方に考えてほしい話
収入向上が転職のすべてではありませんが、収入の高さを最優先に決める人もいると思います。
今日の話は収入が全てじゃない人向けではありません。
収入が全てじゃない人向けの話は他の記事でいくつか触れていますので今回は割愛します。(※下記記事参照)
転職における収入の話
具体的な話ができるのは非常に後の段階になってからですが、その前段階としていろいろな情報収集をすると思います。
場合によっては転職エージェントから、場合によっては転職サイトから、時には会社で働く人から。
収入も入った時の提示額だけが重要なわけではありませんよね?
今もらえる収入と最終的に到達するであろう収入を見極めてある程度長期間での総合収入を判断すると思います。
管理職・非管理職問わずで、転職後に収入増や昇進機会を狙う場合は平均収入と同時に見たほうがいい部分があります。
職位における収入上限値(理論値Or現実的上限)
最大値の達成条件(仮想条件または現最高収入者の特徴・根拠)
実際問題、入社時の話が全てそのまま現実になるとは限りませんが、判断する上では非常に参考になる指標です。
要は入社後の収入の伸びしろを計算するにあたって、どこまで行けるのかということを判断する必要があります。
平均じゃなくて上限を見る
同じ職位、一つ上の職位など自分が歩むであろうキャリアを見た時に、得うる最大の収入はどれぐらいか?
という点を確認しておいて損はないと思います。
全てを明確にしてくれるとは限らないですし、口を濁す企業の方が多いかもしれませんが、これがわからないと収入の最大化につながりません。
平均と最大値に開きがある企業
平均と最大値の開きがない企業
これを把握しておくことが重要です。
特に成果主義を導入する企業だったりすると、平均収入ゾーンに属する人が少なくて上下にバラついている場合もあります。
歩合制を引いているところなんかはそういうバラつきが大きかったりしますね。
逆にその開きが少ない企業はいずれ仕事をつづけたとしても魅力的な収入増に届かない場合があり得ます。
平均収入では劣る企業も最大値では勝っている可能性がある
または企業がルールとして用意してはいるけど、出したことがないゾーンも存在します。
いわゆる立ち入り禁止区域です。
これについて顔を真っ赤にして批判しても意味がなく、そういうもんだと受け入れるしかないのですが、そういう場合は現実的な上限ないしは現在の最大値達成者のモデルを確認できるとさらに良いです。
これにより、今の収入または企業から提示されている新収入との開きを見ることができます。
また、現実的に獲得可能な収入モデルを確認することで、入社後の想定外や不満を解消することにもつながります。
最大値の達成条件
こちらも非常に重要です。
出来ないものに挑んでも意味がありません。
歩合制だったりすると最大値がなかったり、とんでもなく高い天井だったりしますね。
そうすると最大値はあまり参考にならないので、どちらかというと現最高収入者のモデルを見ることになるかと思います。
歩合給に関わらず、通常給与でもどのような活躍や仕事を果たせばどう変動するかについては聞ける限り詳しく聞いておく必要があります。
それに、いくら収入が高い企業にいても、自分が勝てない分野での勝負を強いられると平均どころか下のゾーンに追いやられる可能性すらあります。
下のゾーンに追いやられるとかなりのビハインドを喫します。
成果主義であれば給与水準を取り戻し、追い越すにはより大きめの成果を上げなければならないかもしれません。
どういう状況であれば高い収入や昇給に結びつくのかを吟味する必要があります。
外資系企業なんかは格差を大きめにつける傾向にありますのでこの部分は要確認です。
上限の理論値や現実的な収入増の条件があまりに非現実的な場合は戦略的撤退を決断したほうがいい場合もあります。
この考え方、大手日系企業の転職時にはあまりなじまない考え方です。
年功序列賃金であれば簡単には埋められない差が出ます。
そう簡単に個人の昇給ができるようなシステムではありません。
収入を短期間でアップさせていくには外資系企業や一部のベンチャー企業の方が可能性は高いと言えます。
中間管理職を超えてくる(部長以上)とだんだん給与ゾーンではなく個別化された待遇のすり合わせで進むことが多くなるので上記の考え方は当てはまりません。
というか、そこまで行ったら十分稼げているはずなのでそんなに収入に振り切らなくてもいいんじゃないかと思いますが。。。。
世の中の仕事には様々な仕事があります。
それには報酬という形で値段が付けられています。
冷酷な現実ですが、その値段は全国にあるコンビニやチェーンのレストランのように常に値段が均一ということはありません。
企業それぞれが様々な値段で労働力やスキル・経験を買おうとします。
それは時期によっても高かったり、低かったりしますし、買ってもらえるかどうかは時の運です。
それゆえ、収入を求めて転職することは悪いことはありません。
お金に執着している、意地汚いと思われる方もいますが、そんなことはありません。
プロフェッショナルとして自分が最も高く売れるところで多く稼ぐというのは当然の話です。
伝え方や見せ方は気を使う必要がありますが、お金を気にしてはいけないなんてことはありません。
転職を決め込んだ諸先輩方も圧倒的な率で強気の給与交渉に出ています。
多少ハッタリをかます事もありますが、基本的には正直に希望を伝えながら交渉に臨みます。
もちろんほしい金額を言うだけなく、どれぐらいのパフォーマンスをどう評価するかという点を確認する過程で企業側から引き出すというイメージです。
転職するのであれば終身雇用制度に基づく企業と言う家の子供ではありません。
自分の食い扶持は自分で責任をもって稼ぐ必要があるのです。
虚偽・不正や違法なことをしてお金をもらうことはもちろん意地汚くて、醜い行為です。
それに反していなければ、獲得する側と応募する側がルールにのっとって合意できる範囲であれば好きにやればいいのです。
それがマーケットバランスであり、自分自身のマーケティングです。
これが、日本が寄せていこうとしている欧米の労働文化です。
そんな考え方をもとに自分を高く売る人はぜひ売り方を考えてみてください。
結構面白いですよ!
サラリーマンも捨てたもんじゃありません。
ではでは