【キャリア】仕事に全振した結果得られた4つのもの【人生】
さて、前回の記事では若手の時間を3年程度仕事に全振りした話を2回に分けて書きました。
もちろん金銭的メリットを享受することもできたのですが、それ以外についてももろもろ上げていきます。
同時に、別の記事で「全く残業のない世界で得られたもの(仕事を意図的にセーブしたことで得られたこと)」を書きます。
近日公開します!
さて、この3年間の超絶仕事人間化ですが、一言でいうと自分自身を使った人体実験でした。
期間限定の走り込み
長時間労働を常態化させるというよりは「全力を尽くして仕事をする」ということを質・量ともに追求した期間でした。
あくまで実感ベースですが、この期間限定の走り込みを行う適切な時期はやはり若いタイミングの方がよいでしょう。
そこのお前の推測ではありますが、この走り込み期間だけは仕事80、プライベート20のように余力を残すより、思い切って仕事100という状況にしたほうが得られるものは大きいかもしれません。
ずっとそういうゾーンにいるのは常人はお勧めしません。
アスリートや本当にトップを目指す層以外はかなり厳しく、リターンが少ない道になると思います。
ただ、サラリーマンとしてのキャリアも適切な時期での走り込みは比較的効率のいい効果を見込むことができます。
キーポイントを抜き出すとすると、下記のサイクルに自分を乗せることができるかどうか?
全力を尽くすー>成果を出すー>他者からの評価が上がるー>自己評価が上がる。
まずはこのサイクルから始めることが最も難易度が低いと思います。
他者評価を介在させないサイクルもありますが、なかなか難しいですし、現実的なメリットにつながらない評価の自他乖離や偏りを生む可能性もあります。
手っ取り早く自己評価を上げるには他者からの評価を上げてしまうのが効率的と思います。
そこのお前はその走り込み期間でこのサイクルをギンギンに回すことを意識していました。
その走り込み期間で得られたメリットのうち、金銭部分以外の話を今日は書き添えておきます。
(※金稼ぎ自慢は嫌だし、実際お金以外のメリットをとるために行動したら結果的に収入もついてきたというのが本当のところなので。。。)
1、自分の限界がわかる。
この走り込み期間を設けたことで最も良かったことが自分自身の限界に直面し、どういう状態になるかを把握できたことです。
結構リスクがあり、怖いことなんですが、自分をコントロールすることを考えると限界がどこにあるのか、また限界を迎えた時に何が起こるかを把握することで、より効果的に自分を観察することができるようになりました。
どういう状態が危険水域でどういう状態がセーフな状態か。
これは年齢でも変わってきますし、環境によっても影響されますが、それでも大枠を把握できたことは非常に良かったです。
特に思考内容や体のサインに敏感になることができ、こういう状態になったら止める等の判断に備える事ができるようになりました。
将来、育児や介護にもかかわるでしょうし、必ず全力を尽くさなければならない時期が来ると思います。
そこに備えるためにも1日24時間を全力で活きるという経験を積んだことは非常にいいことだったと思います。
また、自分の限界は思ったより遠いところにありました。
自分が想定していた限界よりも奥に行くことができるという事も同時に理解しました。
少しアスリートっぽいアプローチですね。
自分自身の可能性は無限ではありませんが、自分が思っているよりも大きいという事です。
2、自信・自己肯定感
自分が限界まで頑張ることで、ここまでやってダメならもうダメだと諦めようと素直になることができました。
ある程度働くことをセーブしている時期にはできないことに凹んだり抱え込んだりしていたこともありましたが、全部をつぎ込んで限界まで仕事をすることで、「これでダメならもうどうしようもない。」と割り切ることができたことから、余計なストレスが消えた思いがありました。
同時に、全力を尽くすことで当然そうでなかった時よりも圧倒的に成果も出ますし、評価もされやすくなります。
すると全力でやっている自分自身に対しては爽快感が出ますし、自分で自分のことをよいと心から認められます。
全力を尽くすー>成果を出すー>他者からの評価が上がるー>自己評価が上がる。
ここに収入面での向上があったことも大きくプラスに作用し、社会人若手時代の「自分が何者でもない感」を払しょくすることができ、主体的に社会で生きているという感覚を獲得することができました。
もちろん、広い世界ではお前誰だよ!ってレベルのそこのお前ですが、少なくとも自分がいるところで頼りにされること、信頼されること、ポジティブな印象を強く持ってもらうことは非常に重要であると思います。
広い世界を気にしていては仕方ないです。
まずは自分が今いるところでどれだけ自分と周囲をよく保てるかという点だけで充分だと思います。
3、人生における刺激
仕事を全力でやるという事は当然業務量も多くなります。
それだけでなく、質の観点からも大きな変化があります。
特に成果が出始めると、周囲もどんどん意味のある質のいい仕事を回してくれるようになります。
すると、難易度が高くなったり、全く新しい分野が飛び込んできたりと非常に刺激に満ち溢れたものになります。
これは全く同じ仕事を継続すると飽きが来たり、真新しさがなくなったりします。
それとは逆に変化の多い環境に居続けることで獲得できる人生の幅に広がりを実感することができました。
入り口に向かうのは大変なことですが、自分の世界が広がったなと実感できることがすごく貴重でありがたいことなので、この軌道に乗ることができたのは非常に良かったなと実感しました。
4、より有利な社会的地位
一度成果が出ると仕事上では様々なことが進めやすくなります。
できた人間関係やすでに得ている信頼を駆使して、様々な物事がうまく運びやすくなります。
長期間あれば自然に獲得できるものも多いですが、より早く・強くインパクトを残すことはこの関係構築にもベネフィットをもたらします。
こうして会社やビジネスの中で主導権を持って行動しやすくなります。
これにより、社会や会社の中での自身の存在が安定し、居場所があると実感できます。
この主導権を効果的に握り、影響力を強めていくことは自分の可能性を広げてくれますし、人生を生きやすくしてくれます。
仕事における可能性が広がることで冒頭のサイクルをさらに加速させやすくします。
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いかがでしょうか。
正直、やる前は半信半疑な自分もいましたが、やり込んだ後は自分を追い込んだからこそ得られる実感とその大きさがあると思いました。
仮に、働き方改革の流れに乗って、健全な労働時間のみでセーブし続けているだけでは獲得できなかったと思います。
特に自己コントロールや自分のエンジンの出力は確かに増えましたし、独特の進化を重ねることができました。
だからと言って全員がやれ!という事ではありませんが、自分を快適な状態で維持することだけが幸福実現の唯一の手段ではありません。
ガッツリやり込んだ方がすっきりすることだってあるのです。
それに、RPGじゃないけど、自分で自分のレベル上げをするのは楽しいなって思う。
そこのお前にとってはただそれだけなんです。
このレベルが上がったと実感する時が何物にも代えがたい喜びだったりします。
そういうことに共感する人はぜひハードワークをやり込んでみてはいかがでしょうか?
やれされるハードワークはとても苦しい道ですが、やろうと思ってやったハードワークはきっと大きく人生を変えてくれますよ!
ではでは