そこのお前の外資系勤務と与太話ブログ

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【詳細版】外資系企業での海外赴任を通して気が付いたこと~欧州日常編~

 

 

sokono-omae.hatenablog.com

 

第一弾、海外赴任の日常生活

 

一言で言いますと、慣れれば非常に気楽で堅苦しくない緩いものです。

ただ、そこのお前のような人見知りでビビりには最初すごく怖く思います笑

 

日系企業だったりすると社内・日本人コミュニティがあったりします。これによって、生活の安定はもとから手に入れやすかったりとか、海外にいても孤独感を感じなくてもいいように取り計らってもらえたりします。

 

ただ、その逆に会社内での付き合い、序列関係が出来上がっていたりします。

特に海外だと非常に閉鎖的な集団になりやすいため、運が悪いととても居心地の悪い状況になることもあるんだとか。

 

この点、外資系企業なので、良くも悪くもそういうことはありません。

 

プライベートは全員さっぱりしたものですし、日本人も他にいなかったので、一切の縛りのない生活でした。

半面、日本語や日本人と関わることがないので寂しくなったりもします。

 

が、これも今はネットが発展しているので、Tinderみたいなアプリもあれば、Language exchangerを募集するサイトもあります。

 

また、Facebook / Twitterは世界レベルで展開しているので、そのまま日本人にでも趣味のコミュニティでも見つけるハードルは非常に下がっています。

 

なので、よっぽどド親切な日本人Loveを不自然にアピールする人にホイホイついて行ったりしなければ割と安全に現地での人間関係を構築することができます。

 

それに、欧州から日本への航空券は往復で500€(約66000円程度)~から購入できるので、休暇が取りやすい文化と相まって、割と好きな時に帰れます。

 

たまに友達も来てくれたりするので、その時は日本で会うよりも圧倒的に嬉しかったりします。

 

さて、問題は海外生活に慣れる前の話なのですが、海外赴任が始まった時、環境の変化に無意識のうちに結構なストレスを受けます。

 

それが原因で鬱屈としたりとか常に落ち着かなかったりするというのはよくあることです。それで仕事や性格に影響が出ては困るので、ぜひ心理的な安定を手に入れたいものです。

 

そこで、海外生活でのそこのお前的TIPSを書いていきます。

 

・スーパーマーケットやその他日用品等のライフラインの確保を最優先すべし

そもそも、衣食住が確保されないと、余計な不安を抱えまくります。

とりあえず行けば何とか回避できるという状況を作れる店を衣・食・住で最低1つずつ確保してください。

 

地元の市場や個人店でも構いませんが、おすすめはショッピングモールから始めることです。

 

いわゆる大型チェーンとかが集まる場所であれば、外国人慣れしていますし、システムもある程度標準化されており、一番困らないで済みます。

 

一度確保したら、それ以外の冒険を進めていけばいいのです。

どうせ後々いくらでも冒険できるので、最初はイージーなやつから始めてみれば変なサプライズを食らわなくて済みます。

 

 

・一年間の天気の流れを先に把握しておくべし

 

これを把握しておかないと、あとで余計な出費等につながります。

湿度が高いから除湿剤が必要だとか、雨が多くて、風も強いので傘ではなく雨合羽が必要だとか、雪が多いので必ずブーツや着こめるコートが必要など。

 

同時に気温が何度から何度の幅で推移するかでも日本から選別する服の数や種類も変わります。

 

これによって、日常生活での些細な出費が結構増えます。

同時に日本で買うような安くてしっかりしているものがあると思ったら多くの国では大間違いで、安いものは本当の安くてしょぼいです。

間違いなく日本の方がコストパフォーマンスがいいです。

 

傘も雨合羽も基本的にはある程度の値段のものを買っておかないと平気で裏切られます。

一回使ったら破れるような買い物袋、少し乱暴に扱ったらとれるボタン。買い直しや修繕にさらにお金を取ってきやがります。

 

なので、日本にいる時または戻った時にどれだけちゃんと知ったうえで準備できるかが重要になります。

 

ちなみに、そこのお前が超絶役に立ったものリストを羅列しておくと

  1. 買い物バッグ(エコバッグ)
  2. 折り畳み傘
  3. 綿棒・フロスなど洗面台周りの消耗品
  4. 雨合羽

これは本当に持っていてよかったなと思います。

 

縁あって、出先で安物(日本とそこまで大差ない)を買う機会があったのですが、マジで耐久性がとんでもなく弱かったです。くそザコ。

 

 

・日本との比較(思い出美化)をやめるべし

さて、これなんですが、最初はどうしてもやってしまいます。

 

多くの日本人は日本での経験に慣れ親しんでいますし、往々にして日本の方が明らかに親切で丁寧なので、落差にショックを受けやすいです。

 

ですが、これは絶対我慢しなければなりません。

あー日本だったらこうだったのになーとか、とか日本の方が優れているとかそういった目線で見るのはお勧めできません。

 

多少、欧米の店員にそっけなくされたりとか、日本と違うサービスの受け方をした時に感じやすいものです。

ですが、だいたいそういう時に思い浮かべるのが日本の中でも割といい経験をした時の記憶が浮かんできます。

 

これをいい方の経験を日本の基準・常識と自分の中を刷り込みなおしてしまいがちです。

 

でも、これをやることにいいことは一つもありません。

 

ポイントは

  1. 一度受けたそっけないサービスはたまたまで、他のところではもっと普通に満足できるかもしれない。
  2. 日本だって、多少変なサービスをかましてくるところ・人はありますし、そういう経験はあるはず。

基本この2点を思い出してください。

 

批判的な目線で目線で常に日本と比較ばっかりしていると、視野が狭くなってしまいますし、1のチャンスを逃しやすくなります。

 

それにそもそも違う国に住んで違う生活をしているので、勝手に比較して優劣をつけても仕方ないですし、そんな権利ありません。

 

欧州にはスマホポチポチいじっている店員も普通にいますし、日本みたいにお客様は神様とばかりに扱ってくれる文化の国はほぼありません。

 

逆に、きちんとしたレストランやホテルでは本当に気持ちのいいサービスを受けることもあります。

 

反対側の目線をもつと、コミュニケーションや挨拶など日本人とは違う基準でサービスのレベルを決めているところや人もいます。

 

逆に気が付かずに自分がマナー違反をしているケースもあります。

どうしてもいやだったら直接文句を言ってください。

 

同時に、ちょっと低いサービスを受けたからと言ってすぐ人種差別や国籍差別に結び付けるのもやめてください。

 

実際、そういう場面はたまに出くわしますし、「あ、なんか違う対応されてる」って瞬間もないわけではありません。

 

ただ、すぐにそういう考えに思考が向いてしまうと偏った考え方になりますし、勝手にその国の人に自分から壁を作ってしまうことになります。

 

そうすると、どんどん自分で自分の生活をやりにくくしてしまいます。

そういうところもある。程度に限定的に考えて「一事が万事」と認識しないようにならなければなりません。

 

なので、日本は日本できちんと自分の中で思い出はとっておいて、赴任先の国では何があってもそういうもんだと受け入れたり楽しむようにしておくことをお勧めします。

 

 

・病院に行く練習をしておくべし

 

これ、緊急な話ではないですが、行く練習しておいた方が絶対に役に立ちます。

そもそも、病院に行くシステムは国ごとにやり方も違うので、絶対にある程度元気なうちに練習しておくことをお勧めします。

 

いざ、やばい状態になってから病院にかかろうとすると、予約を取らなきゃいけなかったり、行き先に迷って散々な思いをしたり、いざかかってみて勝手がわからなかったりと散々です。

なので、多少健康でなんでもない時に行ってみることをお勧めします。

 

そこのお前もウイルス性胃腸炎にかかり、医者に行く準備をする気力もなく、のたうち回っていました。

これがもし、医者への掛かり方をきちんと事前に知っていたとすれば、ちゃんと行けていた気がします。

 

これ、ウイルス性胃腸炎だったから大事にならずに済みましたが、もっと大変な病気だった時に一人でぶっ倒れて動けなくなっていたらシャレになりません。

これは事前に練習がてらトライしておくことをお勧めしておきます。

 

 

・積極的に失敗してみるべし

 

これは1番ができた上での話になりますが、まぁやっぱりいろいろな失敗をします。

特に食べ物関係ではありふれた話です。

 

それ以外にも美容院だとか服を買うとかでもいろいろな障壁が存在します。

そこのお前もいろいろ失敗しました。

 

買ったマヨネーズがまずかったり、ヨーグルトかと思ったら生クリームだったり、無脂肪乳なのか低脂肪乳なのかわからなかったり、肉の種類が読み取れなかったり。

 

英語で書いてあれば対応できるんですが、イギリスにいない限り、すべてそういうわけではなく、いちいちGoogle翻訳のカメラスキャンでアテまくったりとかしました。

 

それに文字表記で分かっても、これが本当に求めている味なのか、用途に合っているのかなど、どうしてもその場だけではわからないものがあります。

こういう場面では少しお金をかけても失敗覚悟で積極的に試していくしかありません。

 

同じ食べ物ばっかり食べていては飽きてしまいますし、同じ服をいつまでも着れるわけではないので、長くいる方はいつかはなんとかしなければなりません。

 

ここで、お金をケチったり、ビビったりしているといつまでも幅が広がらずで終わってしまいます。

 

ついつい楽な方向に安住してしまう時もありますが、たまにはちょっと欲張って挑戦してみると、成功した時のやってやったぞ感が日本より圧倒的に強く、結構病みつきになります。

 

そこのお前も毎回違う食材を買ってみたり、毎回違う店で買ってみたりといろいろなことを試しながらゆったり生活しています。

 

欧米ではお酒も日本とは全く違う銘柄や種類がたくさん売っているので、結構試しました。

 

今では好きなものも固まってきて、好きじゃないものにも出くわしますが、めげずにいろいろやっています笑

ただ、間違っても、法律違反や体に危険が及ぶ失敗は侵さないでくださいね。

クスリとか治安の悪いところにカチコミかけるとかヤバめのフーゾクとか無茶してお酒で欧米人に勝負かけるとか

 

さて、いろいろ書いてきましたが、日本にいるよりは圧倒的に新しいことも多く、数年ぐらい経つまでは、新しい発見に満ち溢れています。

ただし。やっぱり海外生活といっても基本的には日本でも大差ない日常の積み重ねです。

もちろん最初はワクワクしますが、だんだんそれも日常になってきます。

 

だから、仕事で赴任している以上、日常生活自体にそんなに夢を見ていると結構実際の落差にがっかりします。

 

せっかくの異国の地ですので旅行も楽しいですし、その他街や生活を感じる時間は非常に魅力的が、その新鮮感は常にあるわけではなく、だんだん慣れに埋没していきます。

 

慣れて余裕が出てくれば刺激がなく退屈になりがちです。

いい友人・同僚等に巡り合えるかどうかなど、本人だけではどうしようもない運もありますが、退屈を回避するためにも、上記お試しください。

 

次はこれ!

 

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ではまた!