【短縮版】外資系企業での海外赴任を通して気が付いたこと
はい、ども。
今日はそこのお前が海外赴任を経験して気が付いたことや学んだこと、生活のコツ等を整理していきます。
ちなみに、赴任地は欧州ですので、海外赴任自体の難易度は非常に低かったんじゃないかと思います。
いわゆる先進国で街ゆく人の生活水準も高く、皆さま非常に文化的な生活を送ってらっしゃいました。
特に住んでいたのが大きめの都市だったのでなおさらそれを感じながら暮らしていました。
海外生活を送るにあたって気が付いたことや身の回りに起きた変化は鬼ほどたくさんあるのですが、それをちょっとずつ章立てしながらつらつら書いていきます。
それぞれの章は詳細版でもう少し詳しく説明していくので、気になる人はそれを見てね。
海外赴任を通して気が付いたエリアや学んだ事柄を整理していくと下記の要素に集約されます。
A, 日常生活
B, 仕事+個人のパフォーマンス
C, 文化・言語
D, より個人的な変化
これ、それぞれ書いていくと1記事必要なので、今回もAからDまで一つ一つざっくりまとめていきます。
日常生活
そこのお前は独身赴任だったので、基本的には一人暮らしの前提で書きます。
要点はこんな感じでしょうか。
スーパーマーケットやその他日用品等のライフラインの確保を最優先すべし
一年間の天気の流れを先に把握しておくべし
日本との比較(思い出美化)をやめるべし
病院に行く練習をしておくべし
積極的に失敗してみるべし
正直、知らなくてプチこまった系のことが多かったです。
こんなに寒くなるの?とか暑くなるの?とか湿度はどんぐらい?とか・・・・
そういうの知っておけばよかったなぁなんて思いながら、後からそういうことだったのかーと後の祭りパターンがよくあります。
正直2年目以降はなくなるハードルなので、決して深刻な話ではないですが、少なくとも現地の事情を一年通して知っておくとネガティブなサプライズは避けれると思われます。
また、実際に暮らし始めた時には、日本と近いところもあれば全然違うところも微妙にルールが違うところもあり、やってみないとわからない部分もあります。
ついつい日本ではどうだったかなんて比較しながら生活しがちですが、そんなことは忘れてください。
最初の失敗はいずれ笑い話にできるし、明らかに外国人だってわかれば、普通は配慮してくれるので、胸を張って初心者してください。
(※配慮されないところを見つけて、そこは避けるというのも一つの学習になったりします。笑)
心細い中で新しいことをやるということはビビりにとって辛いですが、おそるおそるやっているのが伝わった方が得します!!
仕事+個人のパフォーマンス
ここが結構いろいろと感じるところが多いので、関連記事もぜひ併せてみていただきたいのです。
まず、第一に「組織」が変わります。
その上で多くの海外赴任の場合、「言語」が変わります。
それだけの場合はまだ何とかなりますが、同時に「仕事分野」が変わる場合はかなり大変です。(※少なくとも初海外赴任の場合)
今までの慣れ親しんだ組織や環境から一気に人が変わるので、最初に最も苦労します。
新しい組織においては人脈が足りずに今までのような仕事ぶりに到達しなくなったり、得られる情報も限られてしまい、効率的な働き方ができなくなる事が多いです。
困った時にはこの人!だったり、これは誰というのを一から知らないといけないため、まるで転職ないしは社会人一年目に戻ったような錯覚を覚えます。
次に言語も当然変わるわけですが、海外赴任慣れしている人、その言語がネイティブの人、特に言葉によらずともコミュニケーションが取れてしまうコミュ力お化けには関係ありません。
初海外で人見知りで臆病で遠慮がちなそこのお前は結構苦しみました。
もちろん会社で英語を使っていたのですが、表現したい幅が段違いに広がります。
今まで日本語を駆使して日本人相手にやってきた繊細な表現力はすべてもぎ取られ、限られたボキャブラリーと理解力で戦わなければなりません。
野球に例えると、いきなり変化球禁止ルールにされて、重たいボールが手渡され、ヘロヘロのストレートだけで戦わなければならないような状況です。
言葉の違いはさらに感情や思考の違いをもたらすので、日本語で考えれば即座にわかることも英語で考えると少し時間が必要になります。
英語で言ったり、言われたりすると全く違う反応が生まれることも多く、それらのズレに慣れ、調整していく過程に大きな時間を必要としました。
慣れてくると表現の幅も広がり、即座の返答もできますが、本当に時間の問題です。
ここにきちんと対応していくのが、そこのお前には最も大きな課題でした。
そして、最後に仕事分野すらも変わると本当に新入社員に戻ったかのような気分になります。
同じ日本語をしゃべっているはずなのに、先輩方が何を言っているのかまるで分からないという現象が発生しまくっていた新入社員のころに。
仕事内容が同じであれば、ある程度の経験からこうなんじゃないかとかアレのことだなというのを経験で補うことができますが、新しい内容は本当に頭に入りにくくなります。
これも慣れの問題ではありますが、組織・言語・仕事内容のトリプルコンボは本当にえげつないストレスになります。
特にルーティン業務ではなく、頭の回転を必要とする業務において、このトリプルコンボを受けると、最初は今までの自分のパフォーマンスと比較して圧倒的な落差を感じることになるので大きなストレス要因になります。
でも、誰だってそういうものなので、ある程度の時間を要すると割り切って、きちんと自分の中でのストレスを受け流していく必要があります。
文化・言語
言語や文化ですが、これも駆け出しの時に大きくカルチャーショックを受ける要因です。
個人的なイベント
・誕生日等
・誰かの昇進・異動(出入り両方)
・休暇等
国のイベント
・国民の慣習、ルール
その他細かな違い
・プライベート時間の過ごし方(特に平日夜)
・挨拶や雑談の流れ
・友人関係やその距離感
これら、一から合わせていく必要があります。
全てが全て合わせなけれなならないものではありませんが、彼らにも外国人に対してでも許容できる限界が存在するので、そこのラインを超えないようにすることが得策です。
また、案外危険なのが、日本の時に聞きかじった不確かな前情報を鵜呑みにして、思い込んだまま放っておくと、実は違ったなんてこともあるので、気を付けてください。
特に印象に残る前情報は誇張していたり、一部の例外を持ってきて、こんなことがあった!という笑い話がなぜかみんなそうだったという話にすり替わってできてる場合もあります。
(※日本でもそうですよね。外国人が日本人に対してそんなことないよなんていう情報を真顔で信じていたりしますよね。)
欧州では自分の誕生日には自らケーキを用意して持っていくという日本と真逆の文化だったりします。
本音と建て前はなく、全員ストレートに発言するかと思ったら皆さん平気でお世辞言いまくってたり、やっぱり現地にきて触れてみないとわからないなぁと思うことだらけでした。
個人的な変化
個人的は変化は無意識のうちにいろいろなことが起こりました。
日本語が急に恋しくなった
性格が変わった
日本国外に対する印象が変わった
食べ物の好みが変わった
ただでさえ大雑把なのにもっと大雑把になった
日本にいる時と生活スタイルがガラッと変わるのもありますが、来る前と来た後では本人が認識する部分とそうでない部分も含めて割と別人になる可能性が高いです。
食べるもの・飲む水、話す言葉、話す人、土地とルールやスタンダードが違うので当然影響を受けます。
そういった面では、日本で変わろうとするよりもはるかに効率よく、強制的に変化させられます。(狙った通りに変わるかはわかりませんが笑)
また、日本人は欧州でもどこにでもいる人種ではなかったので、何をするにしても日本人はこうするんだ~!という目線で見られ、随所で勝手に日本を代表してしまうハメになります。
そのせいか妙に慎重になって日本人として恥ずかしくないように行動しようとしたり、ネガティブに取られかねないところは馴染もうと変に慎重に行動を合わせたりしてしまいました。
逆に、普通は日本でも取らないような行動を必要とするときに、「まぁ多少驚かれるところは日本人だからということにしておいて、文化差でごまかして押し切ろう」という場面もあったりします。(外国人に対する変な誤解はこういうところから出るのかもしれませんね笑)
が、こういった変化は日本に戻るとまた元の通りに緩やかに戻っていく気がします。(※これは海外にいた時間の長さと内容が大きく関係します。)
これ、やっぱり人って環境に左右されるものだなと身をもって実感したのですが、同じ国に行っても属するコミュニティや関わる人々によって大きく左右されます。
日本に戻るとまた元に緩やかに戻っていくのも、元々いたコミュニティに戻った時にまた関係性の中で個人が変化していくせいだとだといえる気がします。
これら、いろいろと自分自身のことを理解するいいきっかけになるのと同時に世界の広さと壁の高さを感じつつも、一生に一度できるかできないかの経験になりました。
日本のいいところも悪いところもより客観性を帯びて見えますし、たくさんの刺激を味わうことができました。
詳細版ではもっと具体的なエピソード交えながら書いていくんで、読んでみてね。
詳細第一弾はこれ!
ほいでは