そこのお前の外資系勤務と与太話ブログ

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【詳細版】外資系企業勤務の正体って?~意識編~

外資系のイメージと実態、第2弾

 

 

sokono-omae.hatenablog.com

 

 

さて、英語ペラペライメージに続く次の外資系イメージ

「意識高い系とかエリート意識の高い人が多い」という点についてそれを払しょくしていきたいと思います。

 

これは本当に業界と職種(または会社)によって大きく変わります。

書店を覗いてみると「外資系」というキーワードを添えた自己啓発本も多く出ていますし、一つのジャンルとして確立しているぐらい浸透したものなんじゃないかと思います。

少数の非常に実力や勢いのある企業がこのキーワードの持つイメージをけん引しつつ、日本で醸成されたイメージについてもう少し詳しく書いていきます。

 

そこのお前がいる会社も上記の名だたる少数の会社ほどではありませんが、外資系大手というくくりの中では比較的名前が出やすい企業ではあります(と信じたい)。

しかし、それ以外にも小規模だったり、日本でも非常に苦戦している外資系企業はたくさんあるわけです。

さて、具体的な話に移りますが、この意識高い系またはエリート意識のイメージについて下記のように説明したいと思います。

 

まずは短縮版でも書きましたが、そもそも明確に主張することが求められる場面が多く、自信なさげにしているとそれだけで不利に働きやすいため、嫌でも堂々と意見を言うように変わっていきます。

 

 

また、外資系企業の多くは給与交渉や自らの評価・職務についての決定により個人の自由度が高い環境のため、我の強いことに引け目を感じない人は多いと推測できます。

これにより、一般的な人には図々しい風に見えたり、傲慢で偉そうに映ることがあるようです。

 

もう一個の個性的な多いというトピックでも補足しますが、自分の人生は自分で決める意識と会社を自分の面倒を見てもらえる存在とは考えず、あくまで仕事の上でのつながりとして明確に個人と会社を切り分けて考える傾向にある点も自己中心的に映るようです。

 

ですが、外資系企業に勤務した場合の目線で分析してみると、正直、外資系企業勤務であることを自慢として鼻高くいられるのはせいぜい20代後半ぐらいまでだろうというのがそこのお前の素直な感想です。

それ以降は個人のキャリアや人生観もより多様化しますし、キャリア構築の仕方も大きく差が出てきますので、他と比較してどうか?ということに執着する意味がどんどんなくなります。

  

そして、「外資系企業勤務である」という事実よりも積み上げた実績や現時点の個人の能力により磨きをかけ続け、成長し、結果を出す事に対して誇りと自負を持つようになるか、昇進等については割り切り、自分にとって快適な職務・ポジションに到達し、そこを絶対的に確保するかとなり、良くも悪くも“外資系企業”に所属すること自体を人生の勲章にする人はどんどん少なくなります。

 

 

実は、個人よりも入った学校や企業の序列でその人の価値を判断するという癖は一般的な日本人や日系企業のほうが強いのではないかと思います。

結局のところ、その判断基準を持っている方にとっては上述のイメージに伴い、「外資系企業にいるからすごい!」という風に判断しやすいわけですが、実情をもっと細かく見たときに以下の分析ができます。

 

冒頭の少数の非常に実力のある外資系企業&それ以外

前段の実績・実力のある人&割り切った人

の2×2で分けたときに

 

  1. 非常に実力のある外資系企業で活躍している実績・実力のある人
  2. 非常に実力のある外資系企業に勤務する1以外の人
  3. それ以外の外資系企業で活躍している実績・実力のある人
  4. それ以外の外資系企業に勤務する3以外の人

 

の4通りが生み出されますが、世間の外資系のイメージは主に1のグループに属する人によって作り出されます。

この人たちは不遜でもなんでもなく、意識の高さと大変な努力に裏打ちされた強い自信を持つに足るスーパーマン達といえます。

人間性やプライベート等はさておき、ビジネスの世界で結果を出すという点において紛れもないプロフェッショナル達です。

今はトップクラスの金融・コンサルティングまたはテック企業が目立ちますね。

 

ただ、彼らはスポーツでいえば日本代表やオールスタークラスのトップ層です。

中にはTop of Topたちで繰り広げる激しいUp or Outの世界で長年生き残る猛者たちもいます。

中には小学生から大学・ひいては親の職業まで完璧すぎる経歴のサラブレッドな人もいます。

そういった方々がけん引する外資系のイメージは多くの人にとっては距離が遠く、感情移入もしにくいものです。

 

こういうエリートの話はまた別途経験談ベースで書きますが、本当にいるところにはいるんだなぁと思う最強ぶりです。

 

 

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つまり、こういう人たちの露出が増えれば増えるほど、外資系とはエリート意識の塊で“意識高い系”(※この人たちは紛れもなく意識が高いので断じて意識高い“系”などではない。)が多いという印象が強まっていくことになります。

 

しかーーーーーし!

重要なのはそうでない中・小規模の企業・そしてそこのお前のような凡人も普通に外資系企業にいるということです。

それも非常に泥臭く。

  

実際、市場で強固な立場を築く大手日系企業になんとか食い下がっていたり、日系企業のビジネスを支えるための1サプライヤーとして、決して殿様商売ができるような規模・業態ではない外資系企業も数多くあります。

そして、数字のみに注目する海外の本国からの日本撤退のプレッシャーと闘いながら地道に日本での活動を展開する外資系企業も多くあります。

 

凡人のそこのお前は何とか3の層でありたいと思っていますが、常に壁にぶち当たり、ズッコけ、何度も打ちのめされながら生きています。

 

さっさと打ちのめされて、4になっても、ここだけは何とかなるという自分の得意なポジションに固執した場合、よっぽどのことがない限り会社に残れるので、日系同業他社と比べて割といい給料のまま生きていくことはできるのですが、そこはそこのお前、凡人の可能性を追及してまいります笑

 

さて、とどのつまり、外資系だからエリート意識や過剰に見える自信を持っているわけではなく、日本でも強い立場を保てるほど実力のある企業がたまたま外資系で、その一線で活躍するスーパースターたちがこのイメージの正体なのです。

 

特に上記4カテゴリーの1の階層に属する人間はどこにでもいるような人ではありませんし、その人たちが、より早い昇進及びよい待遇と規模の大きい仕事を求めて、それをかなえることができる実力のある企業の門をたたいただけの話なのです。

 

それ以外の人は2~4に属する人は割と普通の生活を送っています。

東京〇レンダーに出てくるような港区男子ばかりではないのです!

 

 

まったりしている外資系もあればゴリゴリにハードな外資系もあります!

 

スーパーマンもいれば驚くほど拍子抜けな人もいます!!

 

それも外資系企業であり、外資系勤務者なのです!!!

 

全部が全部メジャーリーグNBAプレミアリーグのチームとそのスターたちではないのです!!!!

 

就活生や転職を考える方はどうか外資系に過剰な期待やこれらの先入観を抱くよりも冷静に企業をほかの企業と同じ1企業としてみてください。

資本は違えど同じ日本で日本人を中心に活動する企業群です。すごい企業もあれば、まだまだな企業もあります。

 

そして、特殊部隊のように特殊な訓練を施されているようなことはごく少数です。

だって海外から見たら1地域の事業体ですから、日本は日本で頑張って俺らを儲けさせろ!ぐらいの感じです。

決して排他的な異世界ではなく、ちょっとルールや操作方法の違うゲームをするぐらいに捉えてください。

 

多くの外資系企業はみんなが思っているより、人間味のある血の通った世界ですよ。

そういった最強企業以外の外資系企業勤務者を見てもらえれば案外普通でそんなに驕った人がいないことがほとんどです。

 

キーメッセージが最後になりましたが、感じて欲しいのはエリート意識や漲る自信は本当に「外資系」だから生まれるものなのか?ということです。

=>答えはNoだと思いますし、そこのお前も泥臭く生き残っている人の一人です。変に自分を卑下せずにいれば、そういうサラブレッドと肩を並べて自らの成長に大きな刺激をもらいながら自分自身もいい方向に変わっていく経験ができます。

 

第3弾

 

 

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またね~