そこのお前の外資系勤務と与太話ブログ

凡人が行く外資系企業勤務やキャリアの与太話や裏話。緩いのと辛いのまぜまぜ。人見知りやビビりだって人生案外イケるじゃんって思ってもらうための与太話。毎週月曜・水曜・土曜日更新予定

【純ジャパの英語】埒が明かず、英語漬けにされた話【地獄】

純ジャパが初めて英語漬けにされたスパルタの話

スパルタ先輩:「今日からお前は英語マシンだ!」

そこのお前:「え、おれすか?」

スパルタ先輩:「そうだ!お前しかいない!」

そこのお前:「。。。頑張ります。。。」

 

数日後・・・

 

スパルタ先輩:「うそだ。。。いくら何でもこれはひどいよ。。。」

 

そこのお前「Oh… I think so…」

 

―――――

こんにちは。

そこのお前です。

 

どーしようもない茶番でしたね笑

今日はそこのお前が派手に地獄を味わった英語漬けの日々の話をします。 

 

英語漬けスパルタは辛いが英語学習において最も効率がいい

 

英語習得ですが、この記事にあるように何か伝えたいという執念が強ければ強いほど習得の効率は上がります。

 

sokono-omae.hatenablog.com

 

外国人の恋人を作る(!)だったり、留学等海外生活を始めるのが最も効率とされるのはこれが理由です。

 

つまり、日本語を頼れない環境に強制的に自分を落とし込むということがハードながら最も短期間で目的を達成できるようになる方法なのです。

 

ですが、やっぱりありますよね。

英語漬けに躊躇する心。どうしても一歩が踏み出せない心。

というわけで、今回はそこのお前が英語に対する恐怖心や怖さを克服した話をします。

 

メッセージは

  • 英語に対する恐怖の大半は正体のないものだった

  • ネイティブじゃない英語話者との英語コミュニケーションはむしろ楽しかった

  • 英語への心理的障壁を取り除くのは若ければ若いほどやりやすい

この3点です。

 

英語漬けが運命を変えた英語ディベート大会の話

 

さて、具体的な話に移ります。

そこのお前は大学在学中に縁あって、法律関連の国際ディベート大会に参加することになりました。

 

何ぶんマイナーな分野のためか非常に競争のパイとしては小さめでしたが、東大や京大、東北大、阪大、名大、早慶などの名だたる大学は軒並み参加する割とレベルの高い環境でした。

 

そういう大会にあって、少ない参加者の割に皆さんかなりガチで勝ち抜くためのトレーニングを積みます。

が、実はこの大会、2種類りました。

 

・最初から英語でやる本大会国内予選

・日本語でできる国内大会

 

そもそも、そこのお前、まともに英語でしゃべったことなんてなかったので国内大会がいいなぁなんて思いながらやっていました。

と思ったら、やっぱりみんなそう考えたんでしょうね!

国内大会の方が希望者は多かったです。

 

すると、誰かが国際大会の方に行かなきゃいけないんですが、そこでガッツリ指名が入ったわけです。

理由は、 

今の英語力は置いといて、一番ガッツありそうだから!

今考えるとむちゃくちゃな理由ですが、当時の参加チームは人のやりくりに苦しみ、高校野球出身だったそこのお前の気合と根性にすべてを賭けたわけです。

 

確かに、やるからには勝ちたいわけですが、はてどうしたものか。。。。

 

それが最初の茶番の前段。。。

 

暗澹たるスタート・英語漬け地獄の始まり

言われるがままに日本語ですらろくに知りもしない法律用語を我流で翻訳しながら立論原稿と基礎知識の問答練習が始まりました。

当然、たどたどしい酷いものでした。

 

この時、そこのお前には自分の前に敷かれた地獄行のレールが見えてしまったのです。

 

このままいったら、国際大会出場はおろか、国内予選ですらみんなの笑いものだ。と。

それどころか、チーム内からも突き刺さる冷たい目線を背負って大会に出なくてはならなくなる。。。。と

 

これはヤバい。。。

英語漬けにでもならなければ人生における立ち直れない挫折になる。

 

割と人生の中で最も大きな破壊的恐怖を感じていました。

 

今考えてみれば、失敗してもまぁ何とかなったのかもしれません。

ですが、どうしても下手をこきたくなくて、全てをなげうち、英語漬けになる選択をしました。

その間、全ての他の活動を停止し、英語の練習に注力しました。 

 

最終的には地獄のような特訓を自ら施し、スパルタ先輩に施されながら、無事に国際大会出場と国際大会での1ラウンドで勝利を得ることができました。

 

その時点ですらお世辞にもいい方とすらいえない英語力でした。

が、英語漬けの日々を乗り越えた自信と手にした結果は英語に対する劣等感や苦手意識、恐怖感を拭うには十分すぎる成果でした。

 

sokono-omae.hatenablog.com

 

  

もっと大きな恐怖が英語漬けへの恐怖を消し去る

正直、英語をしゃべるのは怖かったですが、それ以上に、まともにしゃべれなかったらもっと自分の人生が怖いことになるというケツに火が付いた状態が功を奏しました。

 

しゃべるのを怖がっている場合ではありませんでしたし、しゃべれたらあとは何とかなるはずだったのです。

 

心理的に利害が一致したところで、準備期間2か月の自分の時間をすべて費やして英語漬けの日々にて必死に練習を重ねました。

 

具体的に注力した英語漬け分野

 

日常会話?しらん!!感情表現??知らん!!!笑い話!?!?日本語でもできねぇし笑顔なんか見せてられん!!!

とりあえず、法律用語!!事実を淡々と表せる構文!!

 

こんな勢いで必要なポイントに絞ってちょっとずつしゃべれる論理展開の種類を増やしていきました。

 

AはBである。

に続いて、

「なぜなら」、「したがって」、「このように」、「しかしながら」、「同様に」、「

反対に」、Etc Etc

 

このようにして非常に簡潔に述べる文章と同時に、文をつなぎ文脈を作る文の関節の種類を増やしました。

 

同じ単語ばっかり繰り返すとダサいのでいくつか言葉の数を仕込んだりしながらなんとかそれっぽく見える工夫も入れました。

 

ただ、頭や知識を英語漬けにするだけではたりません。

 

口を英語漬けにしないと事前に念入りに用意した文章も出せない。

これを身にしみて感じました。

 

リスニングができても自在にしゃべるに至らないのと関係しますが、喋る回路に文章をインストールするには口を動かすしかありません。

 

事実、大会では様々な相手の主張に合わせていろいろなバックアップ集を用意します。

日本語であればアドリブが利きますが、やはり英語ではその引き出しが少なく、反射神経による対応はあまり信頼できません。

 

そのため、用意した資料は書いて満足せず、必ず言葉にして練習で使い、失敗を繰り返しながら精度を上げていきました。

日本語のような反射は効かないので、あくまで英語漬けの物量作戦を敷きました。

 

つまったり、途中で考えたりしてもいい日常会話と違い、淀みなく淡々と一定のペースでしゃべるというのは非常に難しい技術でした。

 

実際、練習で使うとなんだこの文章?ってなったりするので、ネイティブほど使いこなせない分、書いている時の心としゃべる時の心はきちんとすみ分けて考えたほうがベターと思います。

 

そのため、言葉を頭だけでなく、口に覚えさせ、一度いいだしたら考えなくてもそのまま口を突いて出るように限られたフレーズを徹底的に練習しました。

歌を覚える要領です。洋楽を歌いまくったら(聞きまくったらではない)、英語が喋れるようになったという人は割といるようですしね。

 

英語漬けの副作用

 

たった2か月限定でしたが、朝起きてから夜寝るまでずっと英語のことばっかり考えていました。

普通の学部の試験期間もありましたが、正直それどころではなく、成績はお察しのレベルになり、単位を落とさないギリを攻める才能に目覚めました笑

 

この時の感覚で皆さんにお伝えしたいことを説明しますと

日本語だったら絶対答えられるのに英語で答えられなかった悔しさで調べた英語の方が最初から用意した文章を読むよりも覚えが早かった。

ということです。

 

だからこそ、英語漬けになり、悔しい想いをしたことが功を奏したのです。

 

これ、結構盲点で、普通はまず習って準備して、それを出すというシンプルなものと考えがちですが、実は逆なんです。

安全策ではありますが、英語漬けの環境に比べて学びが遅いといえます。

sokono-omae.hatenablog.com

 

まず英語で表現させて、「あー!出てこない!」ってなったものを重点的に調べてもう一度言葉にした方が早いのです。

伝えられた!という快感が脳に覚えるのを促進させます。

 

そして、大会当日

その日は過去最大に緊張して迎えました。

恐怖というよりはここまで英語漬けになったんだから何とかして勝ちたいというアドレナリンの暴走だった気がします。

 

結果的には国内予選の突破と国際大会でも自分が臨むラウンドでは勝ちを収めました。

 

ここまでやれたことについて、他人から見れば普通の一歩かもしれませんが、ここまでの自分自身の英語漬け・法律着け道のりを考えると、進化した自分を褒めてあげたい

そんな気持ちで大会を終わることができました。

 

 

大会後には大会参加者とともにワイワイするパーティがありましたが、ビビりの人見知りなそこのお前は日常会話をほとんど練習していなかったこともあり、割とおとなしくしていました。

 

ですが、他国の学生のパワーがすごく、いろいろと話しかけられまくりました。

当然ネイティブでない子たちもいて、向こうもたどたどしい英語だったり、ぐちゃぐちゃな英語だったりしましたが、彼らは臆することなくしゃべってきます。

 

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とりあえず、伝わればいいんだよ!正確性は後からついてくる!

そう言わんばかりに、積極的に屈託なくしゃべりかけてくれました。

英語漬けなんてネガティブな表現ではなく、英語に喜んで漬かっているみんながいました。

 

こういうフランクで無邪気なコミュニケーションは若くないとできないなと思いましたし、やっぱりそこのお前が英語に抵抗感を持っているのは誰も要求していない完璧性だったり細部の部分に拘ることで、自分たちで勝手に自信を持つことを放棄しているからなんだと理解しました。

 

それに、大人になればなるほどそういった部分が求められる場面が増えますし、人としても成長するのでいろいろ気にしがちになってしまいます。

 

だからこそ、本当に無邪気なうちに英語漬けを経験して英語に対する心理的ハードルを取り去っておくことが割とやりやすい方法なんじゃないかと思いました。

 

 

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堂々と軽く扱おう「英語はただの言葉だよ」って。

僕らを苦しめる異世界の正体不明物体じゃないよって思えるように心理的負担を下げるには年を取ってから理性で本能を押さえつけるよりも、本能のそばにいつも英語がさりげなくあるぐらいの距離感からスタートさせるほうが圧倒的に心理的負担が少ないと思います。

 

子供に対しても、最初から苦しい英語漬けでゴリゴリやるよりは身近に置いておきながら、興味や執念がわいたら本格的に漬けるという機会を待てるような準備をしてあげればいいと思うのです。

 

(ヒップホップ好きの先輩は子供に聞かせまくっていたら子供がスラングを覚えまくってアワアワしているらしいですけど笑) 

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繰り返しますが、

1、英語に対する恐怖の大半は正体のないもので

2、ネイティブじゃない英語話者もたくさんいて、その人たちとの英語コミュニケーションはむしろ楽しかったし

3、こういう無邪気で肩肘張らないスタイルで英語を使える若い時期の方が心理的障壁を取り除きやすいっていう事です。

 

若い方が楽ではありますが、いくつになっても遅すぎるということはないです。

重要なのはとりあえずぶっこんでいけるという事のようです。

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もちろんネイティブと同じになれるか?という意味では限界がありますが、皆さんには日本語があるので、ネイティブになることに固執しなくてもいいのです。

ただ、使おうとする意識と意欲・執念にこだわりを持ってください。

 

まぁ偉そうに言ってますけど、そこのお前の人見知りでビビりなパーソナリティ的には厳しいなと思ったりしてます。笑

ですが、そこはいっぱしの大人として、欧州の言語にも積極性を見せようと思います~

 

 

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そんでは!